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2022年は客観的な予想を心がけます。

セントライト記念(GⅡ)回顧

2005-09-22 20:48:45 | 回顧
天候:晴  芝:良 
【馬場状態】開幕2週目で絶好の馬場を維持している。時計も速い。
12.4 - 11.1 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.7 - 11.8 - 11.7
(35.5-35.2)(47.7-47.1)(60.1-59.5)  2:11.8

【展開】最内枠を利してカズサマンゲツがハナへ。1~2角でうまくペースを落として平均やや遅めのペース。残り4ハロンからペースアップしての切れ味勝負。ある程度の位置に付けられるスピードが要求され、尚且つ終いの切れ味も要求される。

勝ったキングストレイルは道中、中団でピタリと折り合いが付いた。終始、抜群の手応えで進むと、残り3ハロン地点の勝負どころで手綱が激しく動く。万事休すかと思われたが、直線で外目に持ち出すと、一完歩ごとに前へ迫って差し切り勝ち。約11ヶ月ぶりの実践でいきなりの勝利。丹念に攻め馬を詰まれたとはいえ、到底できる芸当ではない。大事な成長期に使えなかった影響は微塵も感じられなかった。これからが楽しみ。

2着のフサイチアウステルは好スタートを切ると、スッとピサノパテックの外、3,4番手の好位を追走。終始、折り合いもスムーズで勝負どころでの手応えも抜群。だが、直線を向いてなかなか前を捕らえることができず、最後は勝ち馬にまで差されてしまった。スパッと切れる脚に欠ける面がる。まだ、これからの素質馬。

3着のピサノパテックは惜しかった。道中は3番手のインと絶好位から追走。流れの落ち着いた2角で口を割って行きたがる。しかし、向こう正面からはスムーズに折り合い、直線を向いて一旦は抜け出すも、内にモタれてまともに追えなかった。真っ直ぐだったらもっと際どかった。精神面でもっと成長すれば出世が見込める。

4着はアドマイヤフジ。プラス18キロが示すとおり、明らかに太め残りの馬体。中間は速い時計2本で急仕上げだった。フワッとした発馬で最後方からの競馬。道中は動くに動けず、仕掛けたのは直線に入ってから。最後はいい脚で追い上げていた。ズパっと切れるのではなく、長い距離を平均的にいい脚を使うタイプ。エンジンの掛かりが遅く、中山コースを考慮すれば3~4角あたりから除々にペースアップするのがベスト。仕掛けが遅かったのは悔やまれるが、馬群の外を通らされるリスクを考えれば致し方なかった。菊花賞の3000㍍は向くはず。太め残りを叩かれて中4週。中間の調整過程に注目したい。

5着のマルブツライトは惜しかった。道中は中団のインでジッと末脚を温存。終始、内の経済コースを通り、直線も最内を突く。だが、伸びかけたところでバテた先行馬が邪魔になり、手綱を引いて一旦ブレーキをかけてしまう。そこから再度伸びているだけに惜しかった。コース利はあったものの、直線の不利を考えれば勝ち馬から0.3秒差なら負けて強しの内容。

ニューヨークカフェは菊花賞の権利奪取へ渾身の仕上げで挑んだ。道中は後方で折り合いに専念。勝負どころで手綱が動くのはいつものこと。直線もジリジリと伸びているものの、及ばず。ただ、速い時計決着と先行馬有利の馬場を考えれば評価できるな内容。兄のマンハッタンカフェ同様、同馬も間違いなくステイヤー。是非とも菊花賞へ出走してもらいたい。

2番人気のマイネルレコルトはやはり馬群に沈んだ。走れる状態ではなかった。最終追い切りの内容がすべてを物語っている。ここから中4週でどこまで変われるのか。

本命視したトップガンジョーがブービー負け。1角まではいい感じで追走できたものの、流れの落ち着いた2角で外目を通って掛かってしまった。外枠発走で前に馬を置けず、なし崩しに脚を使わされてしまった。できれば内枠がほしかった。血統的にも中距離はこなせていい。

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