中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

桜花賞回顧

2020-04-12 19:02:00 | Weblog

12.4 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 12.6 - 13.8=1:36.1
34.8-23.1-38.1

デアリングタクトがV。好発を決めて馬任せで中団。いつもより前。3角で前がゴチャついてインを諦めてサッと外に舵を切った鞍上の好判断。
ただ一頭だけ4角で脚色の違いでスーッと大外へ。掻き込むフォームで一完歩毎に伸びて差し切り。
キャリア一戦で極悪馬場に屈せず前半もポジションを取りに行っての勝利。強い。

レシステンシアは17番枠から最高の競馬。馬任せで無理せずに先団へ。2ハロン目で2番手に取り付き、ペースが緩みがちな3角から馬体を併せて緩ませない。
この極悪馬場で中間2ハロン23.1は異様なペース。
これで後続に脚を使わせる持久戦に持ち込めた。
良馬場だったらそのまま行った行った可能性が高い内容だった。
スピードの持続性は秀逸。

スマイルカナは前走で行けずにチグハグになった競馬の反省を生かしてハナへ。
レシステンシアのプレッシャーを受けながらよく粘ったし、最後はフラつきながらも3着に狙った。

クラヴァシュドールは実に惜しい。4キロ減で心配したが、ギリギリ持ち堪えた。
好発を決めたスッと好位へ。しかし、3角で外から被されて怯んだ後にノメッて大きく手綱を引っ張るアクシデントが。
普通ならここで万事休すだが、立て直して直線はインからジワジワ伸びた。
勝負根性に課題あるが、強い。精神面の成長待ち。もう少しフックラしてほしい。

マルターズディオサはチューリップ賞から馬体が減って決して万全のデキではなかった。
5番枠から好発を決めて3番手。前のレシステンシアを意識した正攻法の競馬。

ミヤマザクラは鞍上の談話では何度もノメッていたとのこと。
本質は良馬場でもう少し長い距離でこそ。

リアアメリアは馬体はウォッカを彷彿とさせる素晴らしいもの。
しかし、まだトモが緩いしこの馬場とハイペースでは仕方ない。
もう少し長い距離か前半ゆったりで力を発揮する。



シンザン記念(GⅢ) 回顧

2019-01-06 19:25:26 | Weblog
12.3 - 10.8 - 11.6 - 12.6 - 12.5 - 12.1 - 12.1 - 11.7
34.7-35.9

勝ったヴァルディゼールは2番枠から好発を決めて少し気合いを付けて。2ハロン目から手綱を抑えて中団馬群のイン。中緩みのハイペースでしっかり脚をタメる。ペースの緩んだ3分3厘もしっかりとタメる。4角で少し気合い付けて直線はバラけたインを突く。一完歩ずつ力強い伸び脚で差し切った。狭いところを割る勝負根性、鞍上のゴーサインに対しても反応も良い。長くいい脚が使える。距離が延びても良さそう。2戦続けてパワー系馬場。

マイネルフラップは、1番枠から気合いを付けるもズブくて前に行けずに後方から。終始、気合い付けながらでズブい。ペースが緩んだ3分3厘で馬群の直後に取り付く。直線は大外へ振られるが、一完歩ごとに凄い脚。ゴール前で左ステッキに反応して内側へ切れ込む。左右にフラ付いた分、最後差せなかった。流れが向いた。

ミッキーブリランテは、発馬はマシな方。スタート直後はズブさを見せる。教えて馬群に取り付くと、今後は一気にペースが緩んで掛る。それでも3分3厘は引っ張り切りの手応え。直線でひと脚使うも、最後は内へモタれたこともありゴール前は脚色が鈍った。ピッチ走法で使える脚が短い印象。

ハッピーアワーはまだトモが緩くて発馬が甘い。腰高の走りで力が付いていない。その分、テンに付いていけないし、直線もジリ脚。

パッシングスルーはテン3ハロン34秒7のハイペースは初めて。好発から好位のインのいいポディションを取るが少し気合いを付けながらで脚が溜まらなかった。しかも3分3厘でペースが一気に緩む。その流れを自ら動く。直線も一杯になりながら、もう一度手前を替えてジリジリ伸びた。キャリア1戦でこの中弛みのハイペースで最後まで脚を使えたことは立派。負けて強し。

アントリューズは大トビで不器用。京都の重たい馬場で好発を決めても気合い付けても前に行けない。テンから手前を何度も替えて脚が溜まらない。直線で狭くなるが、狭いところを破る脚がなかった。

アメリカJCC予想

2017-01-21 22:29:08 | Weblog

アメリカJCC
◎ミライヘノツバサ
〇クラリティスカイ
▲シングウィズジョイ
△クリールカイザー
×ルミナスウォリアー
×ゼーヴィント

 混戦模様のGⅡ。本命はミライヘノツバサ。前走の迎春S1着は、3番枠から気合を付けてハナへ。100㍍通過地点で外からハナを主張された為、スンナリと2番手。逃げ馬がハイラップを刻んだ為、2番手以下は大きく離れたスローペース。仕掛けどころが難しい展開だったが、深追いせずにしっかりとタメる。3角でゴーサインを出して追い出しを開始すると、4角で逃げ馬の直後に付ける。直線でもうひと脚使い、押し切った。スッと先行できる脚力があり、最後もひと脚使えるタイプ。まさに中山向きのタイプだ。最終追い切りは南Wで前脚を高く突き上げ、トモの蹴りが力強い動きを見せてくれた。相変わらず逆手前のままだが、絶好調。


 クラリティスカイの前走中山金杯2着は、2番枠から押して好位。1角からはコーナーワークを利して2、3番手。終始、インの経済コースを立ちまわっていたが、自身は少し掛り気味。しかも、マイネルロブストが掛って3角から先行集団に襲い掛るかなり先行馬にとって厳しい流れ。それでも、3分3厘は馬なりの手応えで、直線はひと脚使って抜け出した。勝ち馬には差されたが、3着以下は突き放した。前々走のディセンバーS5着は、外枠で壁を作れず、3角から掛って早めに動く展開で4角までに脚を使い切ってしまった。初の2200㍍で折り合いが課題になるが、ここも2番枠を引けたし、前に壁を作ることができる。向こう正面までをスムーズに運べれば、前走くらいはやれていい。

 

愛知杯 (GⅢ)予想

2017-01-13 21:30:34 | Weblog
◎アンジェリック
〇サンソヴール

大荒れ必至の牝馬限定ハンデ戦。本命は51㌔のアンジェリック。前走の美浦S7着は縦長の一貫した淀みない流れを後方から折り合いに専念。道中の折り合いもスムーズ。4角では、馬なりでポジションを保持できるほどの手応え。だが、前が壁になりまったく追えない。ラスト1ハロンからようやく追い出しを開始するも、時すでに遅し。脚を余した。控える競馬が板に付き、メリハリのある競馬ができるようになった。2000メートルは実績はないし、ここ2走の内容なら問題なし。最終追い切りは、美浦坂路でピッチの利いたキビキビとした素軽い動きを披露。デキも良い。単複、馬連、ワイド勝負。

第61回 有馬記念(GI)予想

2016-12-25 07:33:47 | Weblog

中山10R 有馬記念(GI 中山芝・2500メートル)
◎デニムアンドルビー
〇キタサンブラック
▲サウンズオブアース
△サトノダイヤモンド
×ゴールドアクター
×シュヴァルグラン

 本命は、6歳牝馬のデニムアンドルビー。前走の金鯱賞8着は、例によってテンは無理せずに最後方からの競馬。テンに行き脚がつかない同馬にとって、超スローの流れは楽に追走できた。直線はインを突き、ズブさを見せたが、ゴール前で行き脚がついた所で前が塞がる不利があった。1年5カ月ぶりの競馬を考えれば及第点だ。同馬の特徴は何と言っても、最後の決め手。昨年の宝塚記念2着、2013年のジャパンC2着が示す通り、GIでも通用する決め手がある。逆に弱点はテンに行き脚がない点とズブい点。2000メートル前後であったり、テンに忙しいと最後に差を詰めるのは難しい。コーナー6回の中山2500メートルなら、ゆったり運べる絶好の舞台だ。2014年の有馬記念では惨敗しているが、実は惜しい内容だ。直線でインを突き、前が壁になり手綱を引いて立て直して大外へ。最後は猛追したところがゴールだった。脚を余す競馬。追い込み一辺倒だけに、どうしても不利と隣り合わせだが、ここは流れが向く。マルターズアポリがハナ宣言し、2番手にキタサンブラック。ジャパンCで楽な逃げを打てたキタサンだが、ここはゴールドアクター、サトノダイヤモンドの徹底マークが予想される。テンの5ハロンも例年よりも速く、向こう正面の残り5ハロンから速くなる。キタサンにとって、逆に持久力戦に持ち込むことで好位勢の有力どころの脚をなし崩しに脚を使わせることができる。デニムも、直線でロスなく大外へ持ち出せれば。今の中山は時計の掛る力のいる馬場だが、問題ない。

有馬記念(GI)展開予想

2014-12-27 22:39:04 | Weblog

【展開予想】
ひと叩きしてデキが万全になり、絶好の2番枠を引いたヴィルシーナのハナは間違いない。徹底先行型不在の今回。2番手以下の出方が鍵を握る。13番枠を引いたエピファネイアだが、脚力で自然と先団へと取り付くだろう。それくらい今回のメンバーで先行型が少ない。コーナーが苦手な同馬にとって小回りコーナー6回の中山2,500㍍はきついコース設定。発馬直後の下り坂も重なり、3、4角~正面スタンド前は確実に折り合いに専念してくるだろう。それをマークするのはゴールドシップ。徹底マークでくるだろう。その直後にはジャスタウェイジェンティルドンナは好位のインで折り合いに専念をする。2角まではジェンティルドンナが離し気味に逃げ、2番手以下はエピファネイアが蓋をする格好で落ち着くのではないか。残り1,000㍍から急流の流れになり、持久力が要求される流れ。エピファネイアの仕掛けどころとゴールドシップの仕掛けどころが明暗を分ける。







東京優駿(GI)予想

2013-05-26 11:56:21 | Weblog
ご無沙汰しています!

第80回 東京優駿(GI)
◎テイエムイナズマ
○キズナ
▲ロゴタイプ
△エピファネイア
×ペプチドアマゾン
×ヒラボクディープ

いよいよ競馬の祭典、第80回東京優駿(GI)。一戦毎に気性面で成長が伺えるテイエムイナズマを本命に推します。前走の皐月賞6着は、18番枠発走からスッと後方に下げます。首を振ってかなり行きたがる面を見せましたが、鞍上の武豊騎手が懸命になだめて抑えます。その甲斐あっって道中はスムーズな折り合いで脚をタメることに成功します。3角から満を持してスパートをしますが、馬込みでゴチャついて手綱を引っ張る大きな不利があり、4角でも追えないシーンがありました。手綱を押して引いて押して引いてと、チグハグな内容でエンジンの掛りの遅い同馬にとっては致命的な不利でした。まともに追えたのは実質1ハロンだけ。それでも、大きなフットワークで最後までいい伸び脚を見せてくれました。完全に脚を余した不完全燃焼の走りでした。しかし、豊騎手が懸命に抑えてメリハリのある競馬を実践で教えてくれたのは、最高の収穫でした。この中間は、2週続けてコースで長めから意欲的に追われ、それ以外は坂路で熱心に乗り込まれています。特に最終追い切りでは、道中は前に馬を置いてしっかりと折り合い、直線は軽く仕掛けただけで大きなフットワークで併走馬を突き放しました。抜け出してから手前を替えてソラを使うなどまだ若は残りますが、雄大なフットワークで見た目以上に時計の出るタイプ。脚力は本物です。きついローテで一戦毎に馬体が減っていただけに、中5週のゆったりとした間隔もプラスです。久々の東京コースですが、大きなフットワークと長くいい脚を使える点を考えれば間違いなく歓迎です。
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フェブラリーS(GI)予想

2012-02-19 11:42:27 | Weblog
東京11R フェブラリーS
◎トランセンド
○ダノンカモン

ワイド 11-15 一点勝負

 連覇を目指すトランセンドを本命視する。マイル戦では行き脚がつくのに時間を要するタイプだが、15番枠なら揉まれずに内の出方を見ながらハナを奪える。エスポワールシチーがガンガン飛ばし、3ハロン目からようやく息を入れられた昨秋の南部杯。本来なら3,4角で脚をタメたいところだったが、エスポワールに息を入れさせてもらえなかった。本来なら馬群に沈むケース。実際にトランセンドは直線でズブさを見せて一旦はダノンカモンに交わされる。だが、そこから粘り腰を見せて差し返したのだ。抜群の勝負根性と二枚腰。今回も同じエスポワールシチーとの兼ね合いがポイントになるが、武豊鞍上なら南部杯のような超ハイペースは考えづらい。すんなりとハナに行ける公算は高い。久々になるが、中間はポリトラックで山のように攻め馬を積み、質、量ともに申し分ない。最終追い切りは坂路でサッと流す程度だったが、馬場が重かったのであんなものか。連覇へ。

 抜け出すとフワッとするダノンカモン。今回は前々にトランセンド、エスポワールシチーという絶好の目標がいる分、競馬はしやすい。芝部分のスタートは得意とし、行き脚は抜群。3,4番手から競馬ができる。前走の根岸Sは馬込みに包まれ、直線で出したい時に出せなかった。中2週になるが、2週続けてコースで長めから追われて攻めを強化。悲願のタイトルはすぐそこ。
 

2012年競馬を始める前に

2012-01-03 12:26:54 | Weblog
早いもので1月5日(木)から2012年の競馬がスタートします。結果を出すためには、競馬に対する勉強と常に学ぶ姿勢は大事です。今年はもっと競馬のことを深く深く考える年にします。「PDCA」も徹底してやります。競馬を勉強するためにも、オススメの本を3冊ご紹介します。



師匠・大谷内泰久さんの最新著書。独自の目線からジョッキーの格付けがされており、実際のリーディングと順位は異なります。各ジョッキーの特徴や得意条件などが分かりやすく書かれており、馬券購入や更には展開予想をする際に重宝できる一冊です。詳細はこちら



大谷内さんのノウハウを学ぶなら絶対にこの本です。馬の特性を見抜く技術や調教過程から勝負気配を読み取る技術など、これまでの競馬観が変わる一冊です。詳細はこちら


これまで競馬界に新しい旋風を巻き起こしてきた角居先生の最新著書。師が初GI制覇を飾った菊花賞のデルタブルース号の裏話やこれまでの競馬サークルになかった習慣を取り入れた話など、より競馬を深く知る意味でもオススメの一冊です。詳細はこちら


来年もよろしくお願いします。

2011-12-30 10:20:05 | Weblog
皆さん一年間ご愛顧頂き、ありがとうございました。今年一年間を振り返ってみると反省することばかりだったと痛感しています。来年に生かすためにも反省点をおさらいしたいと思います。

・先入観を持たない
先日の有馬記念や天皇賞秋で痛感したこと。有馬記念ではアーネストリーが逃げることで「締まった底力勝負の流れになる」と思い込んでいた。だが、実際は違った。アーネストリーはハナを叩いた経験がなく他に強力な先行型がいないメンバー構成を考えればスローペースも十分に考えられた。底力勝負ありきで考えて思考がそこで止まってしまった。先入観を持たず、あらゆる可能性を創造していきたい。

・変化を確実にキャッチする
過去のレース内容に固執し、馬の特性を決めつけるのだけは避けたい。特に成長期の3歳馬、急激に力を付けているタイプには注意を払いたいもの。変化をキャッチするのはやはり調教の動きを見極めるのが大事になってくる。トモの入りや首の使い方などには細心の注意を払いたいし、普段は坂路追い中心だったタイプがコースでびしびしやられて攻め強化されてきた時などは好走の可能性は高い。日々、競走馬は変化していることを念頭に置いておきたい。

・勉強に徹する
常に勉強していく姿勢は大事にしたい。尊敬する大谷内さんのコラムやニコニコ動画を見て勉強したり、競馬関係者の方々の著書を読んで新しい知識を吸収していきたい。

今年一年間本当にお世話になりました。来年はより徹底した競馬予想をしていきたいと思います。来年も皆さんにとってよい一年になりますように。よいお年を。