マルコによる福音書10章35~45節
偉くなりたい者は皆に仕える者に
イエス様が、はじめて、ご自分のこれから受けるであろう苦難と死と復活について語ったとき、ペトロは、イエス様をわきへお連れして、いさめ始めたのでした。(マルコ8:31節から)。
マルコの8章32節には「しかも、そのことをはっきりとお話になった」と、意を決して語られたイエス様のお姿をみます。そのイエス様をペトロはどのようにい . . . 本文を読む
使徒言行録10章44~48節
聖霊の働きにみる
今日は、ペンテコステをおぼえての礼拝です。
イエス・キリストを信じる者は、神様のお働きを、今、このとき、ここで働いておられる聖霊の働きを信じております。そして、これまでの人生で、どれほどのしるしを見せていただいてきたことでしょう。
私たちは、そのしるしゆえに、喜びと確信をいただいてきたのです。ときには、人生を180度転回させなければな . . . 本文を読む
マルコによる福音書3章31~35節
御心を行う人こそ家族
イエス様が、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われて、公的な活動を始められたとき、それまでのイエス様を知っていた人々は、少々とまどったようです。
6章の3節などには、イエス様が故郷に帰られたときに、人々は、イエス様の教えや奇跡を見て「この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモ . . . 本文を読む
マルコによる福音書2章13節~17節
罪人を招くお方
皆さんは、お客様を食事にお招きすることがあるかと思います。どのような方をお招きされるのでしょうか。親しい間柄の方、或いは、これからも長くお付き合いを続けていきたい方、大切にしたい方など、親戚、友人、会社関係、私たちですと、それに教会関係の方々まで含まれるでしょう。食事に招くということは、そこでの交流を楽しみたいし、今、述べましたよ . . . 本文を読む
ルカによる福音書6章20節~26節
貧しい人々は幸いである
イエス様が弟子たちと一緒に山から下りられたとき、そこには、大勢の弟子とおびただしい民衆が、やってきました。彼らは、ユダヤ全土とエルサレムから、また、ティルスやシドンという海岸地方から、イエス様の教えを聞くために、あるいは、病気を癒していただくために、集まってきた人々でした。
特に病に苦しんでいる人々は、何とかして、イエス様に . . . 本文を読む
マタイによる福音書20章1節~16節
天の国のたとえ
この譬え話は、天の国のたとえとして語られています。ある家の主人がこの物語の主人公です。この人は、ぶどう園を持っていました。彼は、自分のぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに、自らでかけていって、労働者たちを集め、一日1デナリオンという賃金を約束して、彼らを自分のぶどう園に送りました。それから、9時ごろにもでかけていきました。す . . . 本文を読む
マタイによる福音書5章43~48節
悪人にも善人にも太陽を昇らせてくださる神
イエス様が私たちに勧めておられる教えで、一番困難なことは、敵をも愛しなさいということです。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」。これができる人とこれまで、出会ったことがありません。当時のユダヤ人たちは、「隣人を愛し、敵を憎め」と命じられていたようです。
確かに、「隣人を愛しなさい」というのは、レビ記の . . . 本文を読む
ヨハネによる福音書20章24~29節
見ないのに信じる人に
弟子たちは、ユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていました。弟子たちは、このときひと所に集まっていました。恐れと不安で、一人でいることに耐えられなかったのでしょう。
メシア、救い主と信じてきたイエス様は、十字架刑でむごたらしく殺されてしまいました。弟子たちは、それはゲッセマネの園であっただろうと思われますが、ヨハ . . . 本文を読む
ヨハネによる福音書18章1~11節
この人々を去らせなさい
イエス様は、ご自分の十字架のそのときが迫ってきたのを知っていました。それで、父なる神様に祈りを捧げました。それは、父なる神様との対話のようにうつります。祈りが、神様との対話であるということを改めて教えられます。「父よ、時が来ました」と、17章の1節で、そうお祈りされています。
また、弟子たちを始めとする人々について、6節から . . . 本文を読む
エフェソの信徒への手紙2章11~22節
私たちは神の家族
今日のメッセージの題は「私たちは神の家族」ですが、新共同訳のタイトルは、「キリストにおいて一つとなる」となっています。異邦人、割礼のあるなし、契約に関係なく、キリストがおいでになり、十字架の出来事を通して人々を一つの体に造り上げて平和を実現して下さいました。
パウロは他の使徒の中でもとくに平和ということを熱心に願い、祈るこ . . . 本文を読む