GPS-CS1Kレビュー記事紹介

ソニー「GPS-CS1K」 とことん手軽にGPS＋デジカメを楽しめるキット

GPS-CS1K

　デジカメWatch による、GPS-CS1K の紹介記事。『「デジタルカメラとは接続できないけど、デジタルカメラの周辺機器」という不思議な製品』と紹介している。また『肝心なのは付属するソフト』との指摘もあり、全くその通りと思う。
　個人的には前も触れたが、この時期に、SONY というメーカーが、ソフトウェアつきで売り出すということが意味があると考えている。結局は一過性になってしまうのかもしれないが、この製品により初めて GPS に触れる、という方が出てくるだろうからだ。この点は従来の、Garmin ハンディ GPS を購入して、カシミール3D とデジカメプラグインをダウンロードして・・・　よりも、はるかに敷居は低い。

　このレビュー記事はさすがにデジカメ Watch のレビュー記事だけあって、必要なところは押さえられていると思う。例えば D50 や LUMIX DMC-FX01 でも使えることが確認できていて、これを見れば SONY 製以外のデジカメを持っているユーザーも安心して購入することができるだろう。
　使い方も簡単さがアピールされていて、その点からも初めての方も安心して使うことができそうだ。

　ちょっと気になるのは、『乗り物の中でもなかなか厳しくて、バスの窓際に置いておけば受信できたが、車室の真ん中あたりに行くと受信できなくなる。』(記事)のくだりだ。
　この記載を見る限りでは、ちょっと GPS-CS1K の感度は十分とは言えない、ということになる。確かに実際に使ってみると、ちょっと空が見えない場所に行くと測位できないことが多発していた。仕様上の感度は -150dBm だがこんなものだろうか。

　さらに気になるのは、『受信できない状態から受信できるようになるまでもやはり1～3分はかかる。』のくだりだ。恐らく測位を続けるいる状態で例えばトンネルなどに入り、もう一度外に出て測位に成功するまで1～3分もかかる、ということだろう。
　これが本当だとすると、GPS-CS1K は GPS 受信機としての機能に問題がある、と言わざるを得ない。あまりにも長すぎる。確認してみたい。


　最後に、写真の整理方法についての指摘というか提案がある。あくまでも個人的には、自分自身の写真を整理するためにこのような機能は不要(そんなに撮る訳ではないのでフォルダ名の管理で十分)なのだが、Web 上の画像ファイルの検索に、位置と時間をキーにした方法が欲しいところだ。