臥薪嘗胆

                                     

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　春雨や　　四季の采配　　誰がする　　開花の梅や　　淑やかにけり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ





　　　　

　　　　 人生の目的は人それぞれ、一人一人違う、それが当たり前

　　　この目的を達成するための手段もまた、人それぞれなのだが、

　　　如何なる目的であろうとも、達成するためには、その人なりの

　　　苦労と辛さは、当たり前のようについてくる。そのことを乗り越え

　　　る。力こそが求められることがある。

　　　　　つまり、目的達成するための苦労を「臥薪嘗胆」という言葉で

　　　表すそうな。人間はいつの時代も、楽をして多くの褒美を得ようと

　　　欲の皮をつっぱる。欲は人間的成長に対する欲であってほしい

　　　ものである。金銭欲や、物欲、出世欲などでなく、人間性欲とで

　　　もいううか、素晴らしい人間になるための欲を求めたいものである。
　

　　　そのためには「臥薪嘗胆」を覚悟し、恐れることなく、がむしゃらに

　　　向かいたいものである。