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迷歩録  さいりょう

2018-02-28 13:21:50 | 日記
  如月に  潤い開く  桜かな   お茶や手入れ  高隈の郷


                              <strong> ひのひら  ろくべえ





     今、国会で議論されている言葉に「さいりょう」というのがある。

    「さいりょう」(裁量)とは、自分の意見によって判断し処理すること(広辞苑)とある。ある意味

     自由を強調した言葉ではあるが、幼少の頃から、何かにつけて自由という価値観は育てられずに、

     言う事を聞くことが、良き大人という価値観を育て、企業の言ううことを聞くことがいい社員という

     価値観の中で、今になって急に「さいりょう」(裁量労働)という事を議論しているのであろうか。

     働き方改革というならば、労働者にとっても、経営者にとってもメリットの大きいものでなければな

     らないのではないだろうか。

      裁量という言葉の意味の通り、仕事というものを個人の判断、個人の責任として、裁量とするこ

     とで、時間超過も個人の問題、だから残業代を払わないという価値観を創り出そうとしているよう

     にしか見えない。そのことが国民には見えているからこそ反対が起きているのであろう。

      データー改ざんまでして導入したい、現政権の意図は、安定政権への欲望に他ならないのではない

     だろうか。国民の為の国民による、国民の利益を優先した政治というものを期待したいものである。

      冬季オリンピックでは、多くのアスリートが活躍した、そのなかでチームワークの勝利というもの

     が絶賛された。政治の世界も国民のためにチームワークというものを見せてほしいものである。

      全て労働時間だけ賃金との関係で「さいりょう」とするのは、労働者を愚弄するやり方ではないだ

     ろうか。労働者はあるべき姿に気づかなければ、堰を切ったように不利な労働条件を提起されるよう

     になるかもしれない。美味く見える物には毒がある。労働者として賢くなりたいものである。

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