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迷歩録  りんどう

2020-09-16 12:00:00 | 日記
  朝風に  君を想うや  高隈の  すすきの如し  揺れる人心


                              trong> ひのひら  ろくべえ



    今日も南九州は曇天である。毎日毎日天肥える馬の晴れ間はなく、秋梅雨真っただ中

   気温は下がり、過ごしやすくはなってきてるのの、作業をすると汗をかくほど暑くなる。

   そんな昼下がり、畦道散歩で今は珍しくなった竜胆の花を発見、昔は至る所にあった花

   竜胆、今や珍しい、目にすることもまれとなってしまった花ではないだろうか?
   
   販売目的で育てられているものは沢山存在するようだが、自然に自生しているものは珍

   しい。植物の絶滅する種類なのかもしれない。いずれにしても可愛らしい鈴のような花

   が懐かしい、紫色の釣り鐘用の花、それが竜胆である。

    昔はその根が漢方薬としても重宝されていたようである。その漢方に苦味は竜胆のよ

   うだということで、竜胆(りんどう)という字があてられたということのようだ。

    いずれにしても、竜胆のような運命をたどっている植物は他にも沢山あるのかもしれ

   ない。自然との共生、まことに難しいものである。