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迷歩録  おとり

2020-09-11 10:15:36 | 日記
  蒸し暑く  つくつくぼうし  鳴き続け  すすきや揺らぐ  大隅の郷


                                   ひのひら  ろくべえ



      曇天の南九州、湿度高く蒸し暑さがつのる。秋の気配はするが、日中は夏の残り

     暑さは続く、それでも朝晩はクーラーもいらない程の涼しさ、秋への路は続いたと

     いう感じである。季節の「おとり」でないことを祈るばかりである。

      「おとり」と言えば、現代ではおとり捜査などと言う言葉が有名かもしれないが

     もともとは鳥を捕獲するのにその鳥の集団性を利用した方法である。つまり「おとり」

     を使ってその仲間を捕獲するということである。

      単純な鉄砲などで捕獲するのではなく、相手の特徴を利用した叡智の方法である。こ

     れこそが人間である証拠、様々なものにこの叡智が活用され、文明文化が発達してきた

     これからも発達するのであろうが、一部の人間の叡智だけに頼るのではなく、自ら叡智

     を働かして日常を過ごすことが大切なのではないだろうか。

      結論を急ぐのではなく、まずは考えてみると言った、思考習慣を身につけることが大

     切なのではないだろうか。今の時期(コロナ禍)特にこのことが人類に突き付けられた

     課題なのかもしれない。叡智を活用、生きることを大切に、自分だけではなく人類の尊

     厳を優先した生きたをしたいものである。