迷歩録 郵便配達

　　強雨風に　　しがみつきたる　　若葉かな　　雨風あらし　　一夜でぬける


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　昨日の夕方から降りだした雨は夜半には、強風を伴って大雨となり、一晩中雨、風の嵐となって

　　　大隅地方を通り過ぎて行った。夜明けには微かに風が残る程度で、雨もやみ穏やかな春の一日とな

　　　りそうである。

　　　　夜中には雨風の雨戸を叩く音が響き渡り、睡眠不足となりそうであった。

　　　　こんな悪天候でも郵便物は届く、その功労者はなんといっても配達員ではないだろうか。雨の日風

　　　の日、雪の日、どのような天候であっても郵便物を届けてくれる。コロナ感染で外出できない時でも

　　　様々なコミュニケーションを伝達してくれるのが、郵便配達員である。今の時期人と人との接触を控

　　　えている時のコミュニケーション手段に、はがきや手紙という方法を実行できる。これも配達員という

　　　人たちがいればこそかなえられるコミュニケーションなのではないだろうか。

　　　　日頃はそれほど気づかない事であっても、コロナウイルス肺炎によって、そのありがたさを改めて

　　　知ることになった郵便配達という仕事に感謝ではないだろうか。

　　　　それを胸に今日も受け取りたい、様々な知らせを。