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愚公山を移す

2015-03-10 16:16:12 | 日記
強風に  椿道染  赤絨毯  寒さに耐えて  右に左に    

  ひのひら  ろくべえ






   愚公山を移す。辛抱強く、努力を重ね、目標、物事を成し遂げること、

  学問や仕事など人生、生き方の教えとなる言葉である。特に現代は情報

  が豊富である。この情報を自分なりに整理して、自分なりに吟味し、自

  分の知識とする努力が薄れてきているのではないだろうか。例えば言葉

  を探すとき、国語辞典のみ、あるいはパソコンのみでの検索ということ

  だけで、それが正しいと思い込んでしまう。しかし、同じ言葉であって

  も、辞書によって解釈が違ったり、職業によって違ったり、サンざまで

  ある。この違いを知ることこそが大切なのだが、学問的意味の身にこだ

  わり、本当の意味を間違えることもある。毎日が学びの連続、そのこと

  を、胸に刻み込み、かかわりを続けていくのが退陣援助職ではないだろ

  うか。結果ばかり求めたり、気にするのではなく、自分はどのようにな

  りたいか、気に留めることは何かなどを整理して、日々検索と研鑽を続

  けることが、「愚公山を移す」ということではないだろうか。山を移す

  という一念で日々繰り返し、山を移すその思いこそが大切なのであろう。

  目先のことは、わき目を振らず、どのようになりたいかを一念として、

  日々その目標達成に邁進したいものである。