上には上が

陽だまりや　　夢心地の　　別天地　　猫と戯れ　　愛を育む

　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ





　　　物事には上には上があり、下には下がある。上下や高低ではなく、

　　自分を知ることが一番ではないだろうか。確かに比較すると解りやす

　　い、解かった気になるが、実は解ってなくて、比較の中で比べ右往左

　　往しているだけになったりする。問題は他者との比較ではなく、自分

　　を知る事こそが大切なのではないだろうか。つまり自分を知り、自分

　　をつくることこそが人生ではないだろうか。自分と自分を比較する所

　　に学びというものがあり、その先に成長というものがあるのではない

　　かと考える。
　　　
　　　
　　　一歩ずつ歩くことが大切で、その足跡こそが自分の道なのであろう。

　　苦しみ汗をかき、一歩づつ歩く姿こそが美しい。そこには苦しみだけ

　　でなく、快感も存在する。快感こそが人を突き動かすエネルギー、そ

　　のエネルギーを求めて生きる。それこそが美しさではないだろうか。

　　　慌てるな、焦るな、諦めるな、自分の道を歩けばいいのだから。