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青葉は目の薬

2015-03-02 16:25:55 | 日記
雨の後  陽射し戻りて  大輪や  開いて誘う  木蓮の花

             ひのひら  ろくべえ







    青葉は目の薬、という諺がある。確かに遠くの緑を眺めていると

   なんとなく目が癒される感じがする。なぜなのかは定かではないが

   医学的根拠もあるのかもしれない。そんあことよりも緑というもの

   は、もの言わないけれど、自然的な役割を持ってそこに存在する。

   何とも凄いことではないだろうか。存在感をアピールしなければ、

   多くの人に、あるいは周りの人に認めてもらえない、小さな自分と

   しては、羨ましい限りである。そこに存在するだけで、意味があり

   存在するだけで、薬となりうる、素晴らしいの一言、そんあ存在の

   対人援助者となりたいものである。若いころ空気みたいな対人援助

   者になりたいと思ったことがある。そんな存在になるのはほど遠い

   が、いまだに夢として諦めてはいない、さらに緑のように薬となる

   ことは、さらに難しいが、目指したいものである。もの言わずして

   薬となりうる。精神療法家としての究極の姿なのかもしれない。

    そんな、思いに誘う春の陽気である。