八朔の木陰に咲く、清楚なカラーがきれいです
夫は胃がんと難病の潰瘍性大腸炎の保持者です。
胃がんは、やがて術後3年目余になりますが胃の75%カット後は
再発の予見はないようで安心しています。
しかし、潰瘍性大腸炎は発症後20余年をすでに経過した現在も
病院とは遠が切れず
毎年大腸検査を受けて、病理結果を報告しなければなりません。
その検査の日がやってきました。
朝から時間を切っての指示どうりに、2リットルの水溶液(大腸の内容物を排出する溶液)をのみはじめます。
過去に、わたしも2度経験しましたが、薬が合わず2度とも失敗におわり
それ以来”トラウマ”となり大腸検査は絶対に受けないと決めています。
しかし、我慢強い夫は20余年もこれを実行中。
午前11時、細い雨の中、車で送ろうかという私に「ひとりで大丈夫」といって
病院は近くなので歩いて行きました。
ところが15時すぎても帰ってきません。
心配になって病院へ電話をいれてみました。
「はい、今検査が終わったところですから、まもなくお帰りになりますよ」とのこと。迎えにゆきますのでと伝言をたのみました。
病院で、しょんぼりしている夫をみつけて・・・
「結果は?」
「うん、少し癒着がみつかった・・・」
・・・・・・
「食欲はあるし、胃がんも心配ないからだいじょうぶよ。わたしも脾臓摘出後、
小腸には同じように癒着があり、術後35年経過してもこのとうり生きているからねぇ。おまけに大腸もご機嫌悪いけど・・・」
複数の病気持夫婦同志、これから老い先短いながらも元気出さなくちゃ!
そういいながらも内心穏やかならぬ思いを秘めながら・・・