今年も我が家の愛嬌もの
短足、ぽってり、色白美人、不揃いの大根
でもご近所からは 無農薬、新しくて、おでんに煮付けに
美味しかったと好評だった。
畑の次の準備があるから、全部抜いてしまおうか
・・・そして今年も
今のうちに切干にと夫が包丁をとんとんとん
さあ、出来たよとザルともろぶたに並べる。
今日からしばらく天気でいてくれよ~と2人ともおなじ思いで
庭に並べた。
毎年 この時期になると今は亡き父を思い出す。
私が結婚する時、嫁入り道具にそえて、父が作ってくれたこのもろぶた2箱。
まだ若かった頃は使うこともなく押入れの中になんとなく
片付けていた。
この家の新築にはじまり、夫が畑を耕すようになってから
もろぶたがあったのを思い出して、使うようになった。
この家もやがて20年ちかくになるが、父が亡くなってからもう40年余・・・
角がすりへり、板も薄くなったもろぶたを撫でていると父のぬくもりが伝わって来るような
あ~、ここも、ここも、父の手が汗が・・・じ~んとくるのです。
「あ、底板の釘がはずれかかっていたね、直しておこうか」
夫が父の形見の大工道具の箱をもってきた。
あと1週間したらおいしい切干大根のできあがり・・・
はい できあがりましたよ 今夜は、だいこん飯ね。