へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

さらにびっくら

2006-07-13 21:28:27 | ひるまのもめごと
高校野球は、汗と涙と、親の努力のたまものだ。
おとうさん、おかあさん、お迎えご苦労様です、夜中まで

サッカー部だった俺には、日付が変わるまで練習はしなかったけど、全国大会行ったもんね、と威張る俺は、けんちゃんだ。
昔は気配りけんちゃんと言われたくらい、まめやかな性格だった。
職場のマメな野郎を見たら、やめた。。。

マメな男とは程遠いのぶちゃんが、たかだかタコのゆでた色みたいななんとかかんとかいう蘭の鉢をぶっ壊したくらいで、その鉢の送り主に謝罪に行った。
その鉢の贈り主の娘のなまはげとの見合いを断りに行った。
ここまでなら、話がわかる。
謝罪の件はずいぶん珍しいことしてんな、で終わったはずだ。
見合いの件は、そりゃ当然だ、と納得するわ。。。

ところが、なんだ?出家だ?修行だ?
頭がおかしくなったか、のぶちゃん。一体、何があったんだ。
なまはげと見合いをさせられそうになり、実物を見てショックをうけたか、のぶちゃん。
お~い、のぶちゃん、どうしたのぶちゃん。
一緒に、学校へ戻ろう~。。。

で、花粉症の狆は、
「今、応対をした店の従業員が来ますから説明させます」
と、顔の印象とは違って柔らかな口調と声で、俺たちに接してくれる。
妙に心地よい。
世の中には、こんな女性もいるんだな、と感心している俺がいる。
どうやら、色の白いやつも同意見らしく、うんうん、とうなづいていた。
さっきまで、泣いていたやつがどうだ、この変わりようは。。。
単純なやつだ。。。
旧姓依田は、相変わらずだが…。
「失礼なことを伺いますが」
俺は、のぶちゃんの見合いの真実を聞き出そうと、狆に話しかけた。
「なんでしょう?」
「前田は、俺と中高と同級生だったことで、性格はよく知り抜いているつもりなんですけど…。確かに顔は悪くはないとは思うのですが…、なぜ、こちらのお嬢さんの一人とお見合いの話が出たのか、と俺にはなぞなんですよね。ほら、変なあだなつけられているでしょう?あれ、結構、的を射てるような気がするんですが、よくあんなあだなをつけられているような人間と見合い話があったな、と…」
旧姓依田は、興味津々といった表情でじろじろとこちらを見ている。
白いのは、半分、笑いをこらえている。
黙ってきいていた狆が、
「姉が、一目ぼれして、中島教授にお話をしていただいたんですよ。でも、しっかりお断りになられましたよ」
と、にこにこしている。
やっぱり、のぶちゃんも男だな、顔だね顔。
「結婚を考えている方がいらっしゃるとかで、あら、緒方先生はご存知なかったんですか?」

しらね~っつ~のっ




わけわかんなくなったから、つづく。
イヤダと言ってもつづく・・・


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