へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

神様たくさん、もうたくさん

2006-08-07 00:02:23 | へちま細太郎
こんばんは、ぼく、へちま細太郎です。

ぼくのうちの近くに八坂神社と愛宕神社のふたつの神社があります。もうちょっと先に行くと稲荷神社があって、稲荷神社とは反対の方向には菅原雷天神があります。おとうさんのおつとめしている学校の近くのつくばった山の上には、つくばった山神社があります。
神様もからだがいくつあっても足りないね、と言ったら、
「同じ神様じゃないから平気だよ」
と、おばちゃんが教えてくれました。
このうちでは、わからないことはおばあちゃんに聞くのが一番です。
おじいちゃんは県庁につとめる公務員なんですが、いつも鼻くそをほじくってばかりいて役に立ちません。たまに、リカとおじいちゃんは散歩に行きますが、たいがいはリカが1人で帰ってきます
「また、逃げられたな」
おばあちゃんは、リカにお水をあげながら呆れています。

さて、神社は夏になるとお祭りがあります。ぼくはお祭りを楽しみにしているのですが、おばちゃんはぶつぶつ文句を言いいます。
「なんで?」
「だって、おじいちゃんはここぞとばかりにお酒をいつまでも飲んでいるし、近所は夜遅くまでうるさいし、お金はとられるし、めんどくさいことばかり
おとなって、たいへん。
神様も、こんな文句ばかり聞かされて、たいへんだねえ。

ぼくは、いつまでもお祭りを楽しみに待っていたいな、と思いました。


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