へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

夜中にトリック オワ トリート

2015-10-31 17:19:09 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。。。

日本シリーズをみんなで見ようと4人で集まっていた。
あっけなく我らがヤクルトが負けてしまうと、大学野球部の合宿所にいて電話番していた中村悠平大ファンのしんいちから、
「ちきしょおおおおお」
という、涙涙のメール&ラインが届いた。
当然のことながら、メールはガラケーのオレあて
日本シリーズが終わっても、みきおとたかひろは帰らず、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
と、パソコンを開いて、自分だけが見られる動画を開いてダウンロードしている。
「おま、何してんの?」
たかのりがパソコンを覗けば、
「講義室にムービーを持ち込んでもらって、それをアップしてもらっている。で、それをダウンロードしているわけえ」
と、とんでもねえ答えが返ってきた。
「そんなことしていいの?」
「いいわけねえだろ」
と言いつつも、全然悪いことしているという反省のかけらもない。
「泊まり込みで遊ぶには、この方法が一番さ」
こいつら大学で何してんだ?
「実験とかあったらマズイけど、まだ先だし」
そうか、理系にいくと実験なんてもんがあったんだ。
とかいいつつ、ふたりは講義を違法受講、おれたちは正式に申し込んだネットの講義をみていた。
いつの間にか、みんなテーブルに突っ伏したり、床でごろ寝をしてしまった。
と、突然、クラッカーが大音響で鳴り響き、
「お菓子くれ、くれねえと暴れちゃうぞおおおお」
という絶叫が聞こえてきた。
「ぎええええ、いってええ、足踏むなああ」
「だれだあ」
起き上がってみれば、頭からかぼちゃを被ったやつと、死神のかっこうをした二人組が暴れていた。
こんなことをするやつは・・・。
「いやあ、久しぶりいい」
「遊びにきたぜえ」
やっぱり。。。
小栗先輩と水嶋先輩が、
「おまえらも入ってきていいぞお」
と、ドアの向こうに呼び掛けると、ショッカーが団体様で入ってきた。
「有岡軍団さ~ん
「ラグビーの先輩たちだあ」
うげええ。。。
たかのり・みきおとたかひろが叫んだが、こっちはバスケの先輩たちがきていなくてホッとした。
何考えてんだ、豪農コンビは。。。。



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