へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

自称エリートが…

2009-11-04 22:37:25 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

今朝、いつも通り、ぼくら美都二小のメンバーと(仮)有岡軍団さんやサッカー部(仮)中山軍団さんたち、バスケの先輩たち運動部は、みんな元気にバス停に集合してきた。
が、一人いなかった。乗り込むまで誰も忘れてたんだけど、
「えーと、中1の小太りの子はどうした」
と、運転手さんが名簿をチェックしていて声をかけるまで、アイツがいないのに気がつかなかったんだ。
「何だ?何だ?ついに感染したか?」
「あんなに厭味ったらしく消毒やらマスクしていたのになあ」
と先輩たちは面白がって騒いでいた。
その時、
「やだあ、何よ、あのバカ」
とはるみの声がした。
「何で私のところにメールなんかしてくるのよっ
「はるみ、何だ?バカヤローとメール交換してるの?」
「てか、おまえ携帯持ってんの?」
「おえ~」
みんな口々に勝手なことをはるみに浴びせている。
「違うわよ、何で私のアドレス知ってんのよぉ
と泣きそうな声。
「細太郎くん、違うからね、私教えてないからね」
いきなり振り返って言われても…
「で、なんてメールしてきたの?」
副会長の水嶋さんがなきべそ状態のはるみに冷たくきいた。
「あ、えーと…」
はるみは嫌そうにメールを開くと、
「あ、新型感染だって」