へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

孟宗学園中学校

2006-05-11 22:15:47 | ひるまのもめごと
こんばんは、細太郎の父の光一です
ピカイチと呼んでください。

ファンレターも待ってます。写真つき、できれば釣書も送ってください

では、昨日の続き。

俺の勤める学校は、孟宗学園中学校・高等学校と言うんだが、生徒たちは「妄想の字がふさわしいんじゃないかというくらい、能天気な田舎者ばかりだ。
生徒ばかりか、教員も「妄想」にふけっていそうな連中ばかりだ。
誰とは言わないが、英語を教えるF川とかいうやつなんか、昼間っからよからぬことばかり考えていそうだ。
しかし、何で「孟宗」なんだ?と思ったら、元々ここは竹林だったんだと。
実に、わかりやすいじゃないか。

中学校にくる生徒というのは結構金持ちの子供たちが多く、明治30年創立の伝統を誇る孟宗学園に入学するというのが、このへんの金持ちのステータスなんだそうだ。田舎の金持ちはすごいぞ。にわか成金のヒルズ族なんぞ逆立ちしてもかなわない。そこら辺の山ふたつ所有なんていうのは当たり前だ。
極め付きは、山、丸ごとひとつが先祖からの墓だっていうんだから驚きだ。
お育ちがよいのか悪いのかわからんが、ぼさーっとした毒にも薬にもならん連中なことだけは、確かだ。
これが高校となると、話がかわるがな

で、こののんびりした連中を教える教員たちも、実にのんびりしたもんだ。ゆったりと構えて、何事も鷹揚に振る舞っている。
こういうのは、高校の連中にも見習って欲しいもんだよな。
特に、誰とはいわないが、F川

中学校の名物教師といえば、体育教師のぶちゃんだ。
こいつが、今回の主人公、騒動の中心人物なんだ。

ほいじゃ、また、明日
コメント
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