昨日は暖かすぎた。今日は一変して風が冷たく、しかも強い。畑はお休み。
昨日の午後だった。
・・・パトカーに停められた・・・
外出から戻ってきた家内。
何か嬉しいことがあった時のようにハイテンションで喋り出した。
車で走っていたら、後ろからサイレンを鳴らし赤色灯をつけたパトカーが走ってきたので、どこかで事故でもあったんやろかと思っていたら、私の車を停めに来た。
「一旦停止の違反です」と言うので、さっきはチャンと停まって右左もみたけどと言ったら、「完全に停止していませんでした」と。
違反点数2点、罰金7千円と言うので、停まって右も左もみて安全を確認したのに・・・ 7千円、痛いなあと言ったら、「事故を起こしたことを思えば・・・」と慰めてくれた。
あー 7千円 勿体ない・・・
・・・言ったのに・・・
数日前、一旦停止違反をした付近を車で通過した時、自分の車に搭載しているレーダー探知機から「携帯電話の取締エリアです」と音声案内があった。
その時、同乗していた家内に言った。
「あそこの陰にパトカー停めて、シートベルト・携帯電話、わき道から出てくる車の一旦停止を見張ってるんや。一旦停止は、ピタッと停まらなアカンのや。チョットでも動いていたら一旦停止にならんのや」
それを聞いた家内:「そう言えば、あそこにパトカー、停まっているのをみたことある」と。
・・・バトル・・・
自分:この前、あそこで取締している話をしたところやったのに・・・
家内:行く時はパトカー停まってなかった・・・帰る時は、停まって右左みて安全確認してから出たのに・・・
自分:この前の一旦停止の話、せっかく言ったのに右から左に抜けてるやん・・・ ピタッと停まっていなかったら、それは徐行や。一旦停止とは言わんのや。
家内: (沈黙) 7千円、痛い・勿体ない・・・
自分:「そうやなあ、7千円あったら美味しいもん食べられるのになあ・・・」
家内:言わんといて!
と言いながらも笑っていたので追い打ちをかけた。隣にいた孫に向かって言った。
自分:「7千円あったら、お菓子、いっぱい買ってもらえたのになあ・・・」
家内:もう 言わんといて! 気にしてんのに・・・
笑いながらも、人の頭をたたこうとしてきたので、逃げ回った。孫が笑ってみていた。
・・・相みたがい?・・・
気にしていると言いながら・・・
しばらくすると、ヤングママに違反した話をしていたかと思うと、今度は入って来たご近所さんにも、ベラベラ喋っていた。
「あわてへんのに」と言ったのに、早く忘れたいからと罰金を払いに郵便局に走って行った。
晴れ晴れしたような表情で戻ってきた家内が喋り出した。
郵便局で振込手続きしたら、中年のおばさんが、なぜわかったのか「一旦停止の違反?」と聞いてきたので、「そう」と答えた。
そしたら、「どこで?」と聞かれたので、違反した場所を言ったら、「私も、そこで一旦停止で捕まった。あれから、5秒ぐらい停止するようにしている」と言っていた。
同じ場所での違反者同士、話が弾んだみたいだった。傷をなめあいして気分がよくなったのか、嬉しそうに喋りまくった。
反省している様子には見えなかったので、言った。
自分:「これ、みて。このシャトーブリアンのステーキ肉、700gは買えるで!」
家内:「もう 忘れようとしてんのに! 気にさわること言わんといて! 7千円、家計から使わんとメルカリの売上金から出すし・・・」
まだ、しばらくは余韻が続くかも知れない。