岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

トタン塗装は下地処理が重要!

2009年05月13日 21時07分29秒 | トタン屋根塗装
本日は吉井町のお客様宅にて、
トタン屋根塗装をさせていただきました。
施工前の写真です。


当店のホームページを通じて御依頼いただいたのですが、
以前に塗装をされたのは2年前、とのことです。

2年程でなぜここまで塗膜が剥れ、サビが発生したのでしょうか?
原因探しは実に難しいです。
考えられるとすれば、やはり塗装前の下地処理に問題があるのでは。

すべての塗装に言えることですが、実は塗装そのものより
その前の下地処理の方が時間がかかるものです。
サビやコケの除去、塗料の密着性を高める「目荒らし」など、
下地処理にどれほど手間をかけたかで、塗装の良し悪しは変わります。

下地処理で手を抜いたとしても、塗装後はキレイに見えるもので、
本当に良し悪しがわかるのは2,3年後経過してからです。
塗装屋の本当の価値はそのときにわかるもので、
2、3年後に塗装部分が悪い状態になればお客様は
「もう、あの塗装屋には頼まん!」と思われることでしょう。

2回目、3回目の塗替え注文をいただいてこそ、
本当の塗装屋と言えますし、お客様にリピートいただけるよう、
共栄塗装店は精一杯の作業を続けていく所存です。

まずは「スクレーパー」という道具を使用いたしまして
はがれている、または、はがれそうな旧塗膜を除去します。


下地にしっかりと密着している塗膜を「活膜」、
はがれそうな塗膜を「死膜」といいます。

活膜と死膜の境目がわからないくらいに塗膜がはがれますが、
とにかく「はがれそうな部分な全部はがす!」という気持ちでやります。

こんな感じで死膜を除去いたしました。


活膜の部分は紙やすりで目荒らしをし、
塗膜をはがした部分にサビ止め塗装です。
塗膜がなくなった部分は、トタンの亜鉛部分がむき出しになり、
仕上げ塗料の付着しにくい状態です。
サビ止め塗料は、文字通りの「サビを止める」だけではなく
仕上げ塗料を確実に密着させるための効果もあります。

使用サビ止め塗料の「ザウルスEX」です。


「グレー」と書いてありますが、実際は白に近い感じです。

塗膜を剥がした部分全体に塗装しています。


そしてその後、仕上げ塗装をして、完成です。




お客様、まことにありがとうございました。
共栄塗装店へのお問い合わせは
086-292-0566までお願いいたします。
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