岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

バリヤプライマー

2012年01月25日 21時34分15秒 | Weblog
倉敷市のお客様宅にて、
コーキングの取り替え工事をさせていただいてます。



新しくコーキングを打った上から、
コーキング材の保護と色合わせを兼ねて、
塗装をいたします。


今回使用させていただいたコーキング材は
「ノンブリード」の性能を持つ、コーキング材です。

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○ブリードとは?・・

コーキングの持つ「可塑剤」という油分が
コーキングの表面ににじみ出てベトつき、
コーキング材の表面やその付近が真っ黒に
汚れてしまう状態を、「ブリード」と言います。

それを防ぐための性能を持つコーキング材のことを、
「ノンブリード」と言います。
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と言うことで「ノンブリード」のコーキング材を
使用している今回、ブリードの心配はありませんね。


ただ今回、コーキング材の上から塗装するにあたって、
塗料の密着力を高めるためにはやはり、「下塗り塗料」
が必要なわけであります。

そこで下塗り材として、「上塗り塗料の密着力を高めると同時に、
ブリードを抑える効果のある、下塗り専用材」を採用しました。

もともと「ノンブリード」であるコーキングの上から更に、
「ブリードを抑える塗料」を使用しますので、これで
ブリード現象が発生する心配はまったく、ありませんね。

専用下塗り材の、「バリヤプライマー」です。


透明の塗料でして、接着剤のようなニオイがします。
子供の頃、プラモデルを作ったときのボンドを思い出すニオイですよ。



50分ほど乾かした後、仕上げ塗装にかかります。

コーキング材は乾くとゴムになりますので、サイディングの
伸縮に合わせて、伸び縮みします。

この伸縮に対応するためには、「弾力のある」塗料が必要であり、
塗料の選定も慎重に、おこなう必要がございます。

今回使用する塗料の「ユメロック(弾性硬化剤)」です。
あまり光沢がありすぎても不自然ですので、
光沢をおさえた「半艶」使用にしてあります。


2液の油性塗料ですが、弾力のある「弾性硬化剤」を混ぜることで、
弾力があり、コーキングの伸縮に追従できる塗膜となるわけであります。





養生テープを剥がして、出来上がりです。


お客様、まことにありがとうございました。

共栄塗装店
橋本豪紀(はしもとひでとし)
コメント
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