HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

コードネーム、C(シー)とCm(シーマイナー)はどうちがう?

2021年01月17日 | コード奏法

Tくん(小2):

先週、今年の初レッスンに来るはずでしたが、珍しく風邪を引いてお休みになってしまったので、今日がレッスン初めです。

「これ練習してきた」いつになく自信あり気に「バーナム」を広げました。それはすごい。

課題は「晴れの日とくもりの日の散歩」というもので、両手ユニゾンでハ長調のドレミファソとCのコード(晴れの日)、ハ短調のドレミ♭ファソとCmのコード(くもりの日)を弾く、というものです。

さっそく両手をそろえて弾いていきます。

自分で「練習してきた」というだけあって、楽譜の見方や指運びに真剣さが感じられます。

「『ドミソ』はCのコード。『ドミ♭ソ』の暗い感じのコードはCm(シー・マイナー)だよ」と確認。

「じゃあさ、こうやったら『マイナー』になるの?」Tくんが押したのは、今弾いたドから1音下がったシ、そして一番近い黒鍵を含む3つの鍵盤でした。

「うーん、これだと、ちょっと違う。マイナーってね、『黒鍵を弾く』っていう意味じゃないの。」

「え、どうして?」

「C(ドミソ)は明るい感じがするよね。そしてCm(ドミ♭ソ)は暗くない?これは、真ん中の音を『黒鍵にする』んじゃなくて、メインの音(ド)からの距離の違いなの。Cの場合、ドから次のミまでの鍵盤を白いのも黒いのも全部数えると、白、黒、白、黒、白、って5番目の音だよね。だけど、Cmの場合は、ドからミ♭までは 白、黒、白、黒、って4番目。」

「ほんとだ!」

「そして、ミまたはミ♭から つぎの音までの数が、Cの場合は4つ目、Cmの場合は5つ目になるの。こうして、コードの構成音が決まるから、いつも黒鍵が真ん中にくるとは限らないよ。たとえばDmは、レから数えて4番目、次に5番目の音でできてるんだけど、黒鍵は使わないよ」

「わかった!」

「じゃ聞くよ。さっきTくんが弾いた、シから始まるシ、レ♯、を使って、コードを完成させてごらんよ」

Tくん、ひとつひとつ鍵盤を押さえながら「1,2,3,4,5。1,2,3,4。」と数え、シレ♯ファ♯ のコードを作ることができました。

「そうそう。それでいいんだよ!じゃあ、このコードは何ていうコード?」

「待って待って!ラがAなんだから・・・A、B、C、D、E、F、G、A、B・・・Bだ!」

「大当たり~ すばらしい!」

理論派のTくんは、コードの仕組みをちゃんと理解してくれたようです。よしよし。

もう今年は3年生になるので、どんどん理論を勉強して、専門的な会話を交わせるようになってもらいたいです。

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