goo blog サービス終了のお知らせ 

HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

フィギュア四大陸選手権

2013年02月10日 | TV・映画・ステージなど
昨日・今日と、TVでフィギュアスケートの四大陸選手権を見ました。(飛び飛びにだけど)
女子では、長らく不調の続いていた浅田真央選手が、自身のとっておき技「トリプルアクセル」を成功させて満足のいく結果を出し、優勝できたのはめでたいことです。
ショートプログラムの「アイ・ガット・リズム」ではリズミカルで軽妙な演技を、そしてフリーの「白鳥の湖」では、これまでにない豊かな表情を見せてくれました。
少し前の ラフマニノフ「鐘」とかのスケーティングと比べてみれば、その伸びやかさの差は歴然です。
今年の彼女は、一回り大きく成長し、大人になった感じがしました。

男子の方はあまり見れなかったのですが、高橋大輔選手が 絶好調ではなかったようで、惜しまれます。
彼は現在の日本の選手の中で、唯一 色気のある演技ができる人だと ヒバリは思っているので、その良さが、勝負の世界で潰されませんようにと祈ります。
ヒバリとしては、高橋さんには早いとこ、選手をやめてパフォーマーになってほしいんですが。
こんなこと言ってたら、試合ファンの人たちに怒られるよね・・・(>_<)

大人にも夢の翼

2013年02月10日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん:
前回 「カヴァレリア・ルスティカーナ」が出来上がり、次は何をやりましょうか?と聞いたところ、
「畏れ多くも 上原ひろみの『ヘイズ』を・・・」との返事でした。
上原ひろみとは、みなさんもご存知と思うけど、今 日本で最もその実力を嘱望されている若手ジャズピアニストです。
そして「ヘイズ」は、最近の彼女の演奏では 最も人気がある曲だと思います。
1年前 ピアノに入門するとき、確かTさんの好みは「クラシック」でした。
そのとき「ジャズとかはどうなんですか?」と聞いたら、
「ジャズは、75才ぐらいになったら・・・」と言ってたように記憶しています。
意外に早かったね、ジャズへのアプローチ。

ま、それはともかくとして、Tさんがもってきた「ヘイズ」の採譜された楽譜は、19ページありました。
それをTさんは全部練習してあって、しかも楽譜は見てなくて、もう暗譜してるのでした。
すごい。
精神一到、何事かならざらん。
夢の翼、月をも飛び越える。
私の頭に浮かんだのは、これらのフレーズです。
やっぱり「夢の翼」はすごい。
大人にも「夢の翼」は有効なのだ。
Tさんの演奏を最初から最後まで聴いて、彼の真剣な気持ちはいっぱい伝わってきました。
このあと彼に望むことは、間違えずに弾くことのみにとどまらず、音の転がりや跳躍、コード進行の妙味、リズムのスリルなどを心ゆくまで味わい、楽しみ、その心地よさを演奏に表現して、ということです。
「ヘイズ」とは、英語で「もや」とか「かすみ」とか「霧」みたいな意味。
その、霧に霞んだような、不思議な夢の中のような、トリップのような(?)、トンだような、そんな気持ちよさを、たっぷり感じ 表現してほしいです。
幸い、「ヘイズ」は あまりリズムにジャズ特有の揺れがないタイプの曲なので、まじめに練習を積めば 表現は不可能ではないと思います。

そういえば、Tさんが前に言ってた、「生涯に弾きたい曲」3曲ぐらいのうちのひとつが、この「ヘイズ」だったような。
75才でのジャズ、そして生涯の目標「ヘイズ演奏」を はやばや手中にしてしまって、私はTさんの生涯が燃え尽きてしまうのではないかと心配です。。。