goo blog サービス終了のお知らせ 

HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ボサ・ノヴァ「マシュ・ケ・ナダ」

2013年01月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Mちゃん(中2):
先週、「ブルクミュラー」をめでたく卒業し、昨年以来の希望であった「ボサノヴァ曲集」をやることになりました。
今日はボサノヴァの初日。
新しい本の中から、比較的弾きやすそうな「マシュ・ケ・ナダ」をやることにしました。
「この曲、知ってるよね? 聞いたことない?」と、冒頭のメロディーを弾いてあげたときには
「ううん、知らない…」と言っていましたが、サビの部分に入ると、
「あ~、なんか聞いたことあるかも!」と目が輝きました。
先生が弾き進むにつれ、
「知ってる!聞いたことある!」とMちゃん。
「かっけ~♪」と、先にレッスンを終わったM3ちゃん。
「かっけ~よねえ?」と先生。
ボサノヴァのリズムは独特で、バッキングが 拍となっかなか同時にならず、前ノリ、前ノリ、前ノリ・・・で続いていくので、すっごく気持ち良いストレス(?)と緊張感が持続します。
そして、ボサノヴァ特有のテンションにあふれたコード遣いとブルージーなサウンド。
もう、たまりませんわ!
ただ、弾くのは難しいです。
リズムにうまく乗っかれないと、にっちもさっちもいきません。
まずは、Mちゃんが左手のリズムパートを弾き、先生が右手のメロディーパートを合わせて、全体のノリを体感していきます。
次に右手のメロディーを少しずつ練習してみます。
真剣に弾くMちゃんの横で、先生が歌う。
♪オ~~~、アリア~ラィオ~
 オバ、オバ、オバ~
M3ちゃんが どこからかボンゴを見つけ出してきて叩く。
♪ポコポコポッコン、ポンポコポン
外野うるさすぎ。

それでもようやく、メロディーも確認し、いよいよ、両手奏です。
Mちゃんはリズムセンスがあるので、少しずつパターンの練習をしながら、確実にタイミングをつかんでいます。
Aメロのところをかっこよく弾けるようにやってきてね、ということになりました。
弾けたらかっこいいぞ~
がんばれ~♪

舟歌-ゴンドラの恋人たち

2013年01月18日 | ブルクミュラー
M3ちゃん(中2):
ブルクミュラー「舟歌」2週目です。
先週は「お正月で全然練習できなかった」と 初見同然でしたが、今日はそこそこやってきたようで、ときどき危なっかしくなりながらも、一応 最後まで弾き通すことができました。

この「22番・舟歌」ですが、ブルクミュラー25練習曲集の中では「子どもの弾きにくい曲ベストスリー」ぐらいににランクインするんじゃないでしょうか。

♭が4つ付いた「A♭(変イ長調)」のキー。
わかりにくい 8分の6拍子の「バルカローレ」のリズム。
眠くなりそうに間延びし、かったるく続くメロディー。

こういった、全体にあいまいな感じの曲は、子どもたちには大体不人気です。
ヒバリも、これを習った小学校低学年のときは、何だかわけわかんなくてつまんない曲だと思っていました。
けれど、大人になった今 改めて弾いてみると、♭たっぷりのキーはまったりと夢を誘い、淡々と刻まれるバルカローレのリズムはゆらゆらと心地よく、刻々と変化する和音は甘く切なく、抑えたメロディーは恋のささやきのよう。
なんとロマンティックな、恋人たちの舟遊び。
子どものときと、これほどまでに印象が大逆転した曲は あまりありません。

そして、中学2年生のM3ちゃんは、そのロマンティックなイメージを感じ取っているように思えるのです。
ところどころ音を間違えたり、たどたどしくなっちゃったりしながらも、曲のイメージはちゃんと受け取っているんだなということが、演奏から伝わってくる。
・・・で、今日で「舟歌」は合格!ということに。
この間「舟歌」が済んだら、発表会の曲を考えよう、という約束をしていたので、次回は、発表会の曲を決めます!