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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

新年の幕開けはウォーリーで

2013年01月08日 | レッスン日記(小中高生)
今日から、ヒバリ教室のレッスンが始まりました。
2013年最初のレッスンはTちゃん(小5)です。
「冬休みは、ひいおじいちゃんの家に行ったり、おばあちゃんの家に行ったり、買い物行ったり、全然家にいるヒマがなかった」とのこと、充実した冬休みでよかったね。
さぞかし練習はできてないであろう・・と思ったら、ブルクミュラーの新曲「さようなら」の前半まで、ちゃんと予習してありました。
えらい!
この曲は三連符の連続が「難しそう!」と聞こえて びびってしまいそうですが、三連符のアタマの音を意識しつつ、1回のアタックで3音ずつフレーズとして弾くと、見違えるようになめらかに弾けます。
Tちゃんにも、一緒に分析しながら弾いて それを体験してもらいました。
試しに、Aメロの最後の6小節をサンプルとして「なめらかに速く弾くワザ」を投入してみましたが、Tちゃんが自分でも「へぇ~」と驚くほどの出来栄えになりました。
「ねっ、こんなに速くきれいに弾けるでしょ。こんな風にして、自分でも練習してみてね」
「はい」
幸先(さいさき)のいい初レッスンだ。
「あ、そうだ、これ」
Tちゃんは、手提げから月謝袋を出して先生にわたしました。
「月謝もちゃんと持ってきたんだ。今年はカンペキなスタートだね」
と、ほめられているところへ、携帯がかかってきました。
見るとTちゃんのおにいちゃんのTくん(中1)です。
Tくんは、去年の夏でピアノを引退し、サッカーに専念しているはず。
その彼が電話してくるということは。
「家のカギでも忘れて入れないんじゃないの?」
と言いつつ Tちゃんに電話を代わりました。
案の定。
「おにいちゃん、家に入れないから、これからここまでカギとりにくるって」
やっぱりそうか。寒いのに大変じゃん。
だけどなにもこんなところまでわざわざ来て、それでカギもって家まで帰らなくても、Tちゃんが帰るの待ってるんじゃダメなの?
「おにいちゃん、これから塾に行くから。だから早く家に入って、塾の道具持って行かなきゃいけないんだと思う」
家人が 車で家と塾に送ってあげるというので、Tちゃんにもそう言って、Tくんの到着を待つことにしました。
「でもさ、もしかしてTくん、自転車で来ちゃったら、車に乗れないよね・・・」
「家に入れないんだから、自転車のカギも取れないんじゃない?」
「でも、自転車のカギはポケットに入ってたかも」
などと言いながら外に出て、通りの方を見てみると、来た来た、来ましたよTくんが。
すごいスピードで自転車こいで。
「Tちゃん・・・やっぱり予想通りだった。最悪の結果だった」
Tくんは、玄関でTちゃんから家のカギを受け取ると、
「じゃオレ、先に行くから!T、後からこいよ」とトンボ返りをして、また来た道を戻っていきました。
Tちゃんは後からスタコラ追っかけます。

ハァ~。
やっぱり今年も、ウォーリーで幕開けとなったか。