M3ちゃん(小5):
先週は体調不良でお休みでしたが、今日はめでたく復活しました
ヘ長調の「旅愁」、ややこしい伴奏の弾きにくい曲でしたが、がんばってクリアしました。
さて、ヘ長調の次は短調・・・「イ短調」です。
テキストには、長調と短調のコードがいくつか例として挙げられています。
CとCm、FとFmなど。
M3ちゃんは、コード奏法には慣れているので、この辺はお手のものです。
「ふつうのコードとマイナーコードの違い、わかるよね」
「うん。真ん中の音でかわるんだよね」
音の響きも反射的に聞き分けられるので、マイナーコードは大丈夫!
テキストには、練習として「雨の日曜日」という、編者オリジナルの曲が載っています。
C、Cm、F、Fm・・・と、コードが次々にメジャーからマイナーへと変化し、メロディーもそれにつれて、光がかげりを帯びるような、寂しい感じの曲です。
なにしろ、タイトルからして「雨の日曜日」ですから・・・
せっかくのお出かけ予定も何もかもパァになった、悲しい雨の日曜日・・・
小学生のみんなには、あまり人気のない曲です。
コードの練習のための課題なのでメロディーも簡単、ささっと弾けそうなので、M3ちゃんには「いっぺんに両手で弾いてごらん」と言ってみました。
すると、なんとM3ちゃんは、初見で一気に弾けてしまったのです。
「すごい!初見で、もう○だよ!」
先生は、M3ちゃんの楽譜に 大きな3重丸をつけてあげました。
「このフレーズ、好き
」
えっ、何て言った?
「このフレーズ、好き・・こういう、何ていうか・・・」
なんとM3ちゃんは、この静かな曲の、穏やかに歌うようなフレーズ感が好きだというのです。
「そうか・・・M3ちゃんは、美しい曲が好きなんだよね」
「うん
」
そう。人は見かけによらない。
いくら食いしん坊で騒々しいふざけ屋だからといって、見かけで判断してはいけない。
M3ちゃんは、実は見かけより大人っぽく、うっとりするような、静かで美しい曲が好きな乙女なのです。
「そうだったね。M3ちゃんは、美しい曲が好きなんだったよね。・・・ところでそろそろ、発表会の曲も考えなきゃいけないんだけど・・・そうね、感じでいえば・・・」
M3ちゃんのテキストをパラパラめくってみながら、先生は言いました。
「ほら、こんな感じかな?『パッヘルベルのカノン』とか」
「あっ、知ってる。コレいいな
」
「じゃこれやる?」
「うん」
「実際に弾くなら、これだけの楽譜じゃすまないよ?もっと増えるし難しいよ」
「うん、いいよ」
うわあ、すごいよ、M3ちゃん
すてきな曲が見つかったね
今年の夏は 一気に大人っぽくバージョンアップだ~
\(^O^)/
先週は体調不良でお休みでしたが、今日はめでたく復活しました

ヘ長調の「旅愁」、ややこしい伴奏の弾きにくい曲でしたが、がんばってクリアしました。

さて、ヘ長調の次は短調・・・「イ短調」です。
テキストには、長調と短調のコードがいくつか例として挙げられています。
CとCm、FとFmなど。
M3ちゃんは、コード奏法には慣れているので、この辺はお手のものです。
「ふつうのコードとマイナーコードの違い、わかるよね」
「うん。真ん中の音でかわるんだよね」
音の響きも反射的に聞き分けられるので、マイナーコードは大丈夫!
テキストには、練習として「雨の日曜日」という、編者オリジナルの曲が載っています。
C、Cm、F、Fm・・・と、コードが次々にメジャーからマイナーへと変化し、メロディーもそれにつれて、光がかげりを帯びるような、寂しい感じの曲です。
なにしろ、タイトルからして「雨の日曜日」ですから・・・

せっかくのお出かけ予定も何もかもパァになった、悲しい雨の日曜日・・・

小学生のみんなには、あまり人気のない曲です。
コードの練習のための課題なのでメロディーも簡単、ささっと弾けそうなので、M3ちゃんには「いっぺんに両手で弾いてごらん」と言ってみました。
すると、なんとM3ちゃんは、初見で一気に弾けてしまったのです。
「すごい!初見で、もう○だよ!」
先生は、M3ちゃんの楽譜に 大きな3重丸をつけてあげました。
「このフレーズ、好き

えっ、何て言った?
「このフレーズ、好き・・こういう、何ていうか・・・」
なんとM3ちゃんは、この静かな曲の、穏やかに歌うようなフレーズ感が好きだというのです。
「そうか・・・M3ちゃんは、美しい曲が好きなんだよね」
「うん

そう。人は見かけによらない。
いくら食いしん坊で騒々しいふざけ屋だからといって、見かけで判断してはいけない。
M3ちゃんは、実は見かけより大人っぽく、うっとりするような、静かで美しい曲が好きな乙女なのです。

「そうだったね。M3ちゃんは、美しい曲が好きなんだったよね。・・・ところでそろそろ、発表会の曲も考えなきゃいけないんだけど・・・そうね、感じでいえば・・・」
M3ちゃんのテキストをパラパラめくってみながら、先生は言いました。
「ほら、こんな感じかな?『パッヘルベルのカノン』とか」
「あっ、知ってる。コレいいな

「じゃこれやる?」
「うん」
「実際に弾くなら、これだけの楽譜じゃすまないよ?もっと増えるし難しいよ」
「うん、いいよ」
うわあ、すごいよ、M3ちゃん


今年の夏は 一気に大人っぽくバージョンアップだ~

