池脇千鶴、中越典子、中村優子、岩瀬塔子、加瀬亮、安藤政信出演。矢崎仁司監督作品。
泣いてすがった大失恋を経ても尚、恋がしたいと口癖のようにつぶやく里子(池脇千鶴)。フリーターの彼女の今の仕事はデリへル店「ヘブンスゲイト」の電話番だ。最近親しく口をきくようになった店のNo.1の秋代(中村優子)は、稼いだ金で一人で生きて死ぬために5階以上の高層マンションを買うつもりでいる。一方、イラストレーターの塔子(岩瀬塔子)は仕事に没頭しながらも、口を開けば男と占いのことばかりのルームメイト・ちひろ(中越典子)の能天気な態度にいらいらを募らせていた。(goo映画より)
公式サイト
Movie Walker主催のブロガー限定試写会に行ってきました。
全体の感想しては、音楽が少なく、音は生活音が中心になっていて、その影響もあってか、映像がとてもリアルに見えました。原作は既読で、脚本は設定など変更されている部分がありましたが4人の女性の主な性格などは、原作でのキャラが反映されていると思います。淡々と話が進みますが、いつのまにか映画に惹き込まれている、という感じでしたね。面白い映画、という表現は当てはまらないような気がするので、どう表現したらいいか難しいですが・・・やはり女性にとっては痛い映画という事になってしまうのかな。原作でもそうでしたが、私は塔子が見てて一番辛かった。ちひろは自分から一番遠い存在のような気がしました。
上にも書いたように原作は既読。見る前に池脇千鶴ちゃんのインタビューを読みました。
千鶴ちゃんは、里子役ですが、「この役は他の人には出来ないかもしれない、と思いました」と語っていて、えらい自信だな、と正直思ったのですが、映画を見て納得。この役は、少なくともこの映画の出演者の中では千鶴ちゃん以外の人には出来ないなと。
いきなりのアップというのも、知っていたのに、やっぱりびっくりしました(笑)。
千鶴ちゃんは童顔だし、しゃべり方のせいもあって、幼く感じましたが、恋に憧れる少女という雰囲気が出ていてハマってました。
原作では、塔子が主役っぽいかなと思っていたけれど、映画では里子が主役で良かったような気がしましたね。バランスが取れたという感じ。塔子が主役だともっと重い映画になっていたでしょうね。
塔子の吐きっぷりのリアルさが凄かった。ちょっと引くくらいリアルで、もらい○ロしてしまいそうなくらいでした(汗)。塔子が苦しみながらイラストを描きあげていくのをじっくりと描いているので、出版社の担当の女性が塔子のイラストをなくしたシーンは辛かったですね。一生懸命描いたイラストを、絵のことなんて全然知らないと思われる小娘に「結構いいですね」とか言われたら、グサっと来るよな~とか、大切なイラストをなくしてしまったのに、その態度は何?ぼーっと突っ立ってないで血眼になって探したら?それでもダメなら、塔子が言うように泣いて謝れ!と思いましたね。だから吐きっぷりが凄くて、うぇ~~って思いながらも感情移入して泣いてしまいました。
千鶴ちゃんがインタビューでちひろが一番愛しいと言っていましたが、私には別の意味でイタイ女に見えてしまって、うーん・・・何度か見ると印象が変わるでしょうか。一生懸命、恋に生きているという感じは伝わってきましたが。
秋代はまず、棺桶の中で寝ているということにびっくり(笑)。起きた時に、顔の部分の扉をカパっと開けて、タバコを吸い、煙がもわ~っと出てくるシーンは映像的に面白いなと思ってしまいましたが、寝る時は閉めて寝てたので、酸欠にならないのかしらとか余計な事も考えてしまいました(笑)。身体も動かせなくて辛そうだし。デリヘル嬢の彼女はその手のシーンも多かったですが、里子以外の3人に共通する点として、まぁ見事な脱ぎっぷり(笑)。リアルと言えばリアルなんでしょうけど・・・。秋代役の中村優子さんは、時々凄く綺麗に見えました。もうちょっとキクチを想う切ない気持ちが伝わってくるかなと思いましたが、私には物足りなかった。魚(金魚でしたっけ?)が死んでしまうシーンは切なかったですけど。(どうやってあのシーンを撮ったのかも凄く気になりました。金魚が死んでいくシーンが凄くリアル・笑。CGなのかな・・・?)
加瀬亮くんと安藤政信くんは、出番があまり多くなくて、加瀬くんなんかはいつもの加瀬くんらしさは出せてませんでしたね。ま、しょうがないですけど。安藤くんは、普通の青年を普通っぽく演じてました(笑)。例のベッドシーンですが、正直びっくりしました(笑)。キクチを強く想う秋代を見せる、というよりもキクチがクローズアップされちゃってる感じで。でも秋代の視点、という風に考えればああいう描写になるのかな・・・。安藤くん、肌綺麗だなーとか、雨に濡れた子犬の瞳だぁ・・・とか、ポケーっと考えちゃったりもしましたけど。ただ謝ったらダメですね。あれは傷つくと思うな・・・。
しかし、R-15指定になるほどのシーンにする必要があるのか、私にはちょっと分かりませんでした。あのシーンだけじゃなくて、秋代がチェーンで繋がれているシーンがあったので、それも影響しているのかもしれませんが。
原作は既読ですが、ラスト、あんまり覚えてません。でも映画のラストはオリジナルだと思います。4人それぞれの希望が見えるシーンでしたね。
里子はデリヘルの電話番を辞めた後、ラーメン屋で働いてましたが、映画が終わった後、ラーメンが食べたくなったのは、私だけでしょうか?(笑)
泣いてすがった大失恋を経ても尚、恋がしたいと口癖のようにつぶやく里子(池脇千鶴)。フリーターの彼女の今の仕事はデリへル店「ヘブンスゲイト」の電話番だ。最近親しく口をきくようになった店のNo.1の秋代(中村優子)は、稼いだ金で一人で生きて死ぬために5階以上の高層マンションを買うつもりでいる。一方、イラストレーターの塔子(岩瀬塔子)は仕事に没頭しながらも、口を開けば男と占いのことばかりのルームメイト・ちひろ(中越典子)の能天気な態度にいらいらを募らせていた。(goo映画より)
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Movie Walker主催のブロガー限定試写会に行ってきました。
全体の感想しては、音楽が少なく、音は生活音が中心になっていて、その影響もあってか、映像がとてもリアルに見えました。原作は既読で、脚本は設定など変更されている部分がありましたが4人の女性の主な性格などは、原作でのキャラが反映されていると思います。淡々と話が進みますが、いつのまにか映画に惹き込まれている、という感じでしたね。面白い映画、という表現は当てはまらないような気がするので、どう表現したらいいか難しいですが・・・やはり女性にとっては痛い映画という事になってしまうのかな。原作でもそうでしたが、私は塔子が見てて一番辛かった。ちひろは自分から一番遠い存在のような気がしました。
上にも書いたように原作は既読。見る前に池脇千鶴ちゃんのインタビューを読みました。
千鶴ちゃんは、里子役ですが、「この役は他の人には出来ないかもしれない、と思いました」と語っていて、えらい自信だな、と正直思ったのですが、映画を見て納得。この役は、少なくともこの映画の出演者の中では千鶴ちゃん以外の人には出来ないなと。
いきなりのアップというのも、知っていたのに、やっぱりびっくりしました(笑)。
千鶴ちゃんは童顔だし、しゃべり方のせいもあって、幼く感じましたが、恋に憧れる少女という雰囲気が出ていてハマってました。
原作では、塔子が主役っぽいかなと思っていたけれど、映画では里子が主役で良かったような気がしましたね。バランスが取れたという感じ。塔子が主役だともっと重い映画になっていたでしょうね。
塔子の吐きっぷりのリアルさが凄かった。ちょっと引くくらいリアルで、もらい○ロしてしまいそうなくらいでした(汗)。塔子が苦しみながらイラストを描きあげていくのをじっくりと描いているので、出版社の担当の女性が塔子のイラストをなくしたシーンは辛かったですね。一生懸命描いたイラストを、絵のことなんて全然知らないと思われる小娘に「結構いいですね」とか言われたら、グサっと来るよな~とか、大切なイラストをなくしてしまったのに、その態度は何?ぼーっと突っ立ってないで血眼になって探したら?それでもダメなら、塔子が言うように泣いて謝れ!と思いましたね。だから吐きっぷりが凄くて、うぇ~~って思いながらも感情移入して泣いてしまいました。
千鶴ちゃんがインタビューでちひろが一番愛しいと言っていましたが、私には別の意味でイタイ女に見えてしまって、うーん・・・何度か見ると印象が変わるでしょうか。一生懸命、恋に生きているという感じは伝わってきましたが。
秋代はまず、棺桶の中で寝ているということにびっくり(笑)。起きた時に、顔の部分の扉をカパっと開けて、タバコを吸い、煙がもわ~っと出てくるシーンは映像的に面白いなと思ってしまいましたが、寝る時は閉めて寝てたので、酸欠にならないのかしらとか余計な事も考えてしまいました(笑)。身体も動かせなくて辛そうだし。デリヘル嬢の彼女はその手のシーンも多かったですが、里子以外の3人に共通する点として、まぁ見事な脱ぎっぷり(笑)。リアルと言えばリアルなんでしょうけど・・・。秋代役の中村優子さんは、時々凄く綺麗に見えました。もうちょっとキクチを想う切ない気持ちが伝わってくるかなと思いましたが、私には物足りなかった。魚(金魚でしたっけ?)が死んでしまうシーンは切なかったですけど。(どうやってあのシーンを撮ったのかも凄く気になりました。金魚が死んでいくシーンが凄くリアル・笑。CGなのかな・・・?)
加瀬亮くんと安藤政信くんは、出番があまり多くなくて、加瀬くんなんかはいつもの加瀬くんらしさは出せてませんでしたね。ま、しょうがないですけど。安藤くんは、普通の青年を普通っぽく演じてました(笑)。例のベッドシーンですが、正直びっくりしました(笑)。キクチを強く想う秋代を見せる、というよりもキクチがクローズアップされちゃってる感じで。でも秋代の視点、という風に考えればああいう描写になるのかな・・・。安藤くん、肌綺麗だなーとか、雨に濡れた子犬の瞳だぁ・・・とか、ポケーっと考えちゃったりもしましたけど。ただ謝ったらダメですね。あれは傷つくと思うな・・・。
しかし、R-15指定になるほどのシーンにする必要があるのか、私にはちょっと分かりませんでした。あのシーンだけじゃなくて、秋代がチェーンで繋がれているシーンがあったので、それも影響しているのかもしれませんが。
原作は既読ですが、ラスト、あんまり覚えてません。でも映画のラストはオリジナルだと思います。4人それぞれの希望が見えるシーンでしたね。
里子はデリヘルの電話番を辞めた後、ラーメン屋で働いてましたが、映画が終わった後、ラーメンが食べたくなったのは、私だけでしょうか?(笑)