根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

邂逅(かいこう)

2009-05-27 22:55:48 | エッセイ、コラム
天に召されてしまった友犬・マック(※)が、かつて住んでいた家の前の路地を先日通りました。

※マックが私にとってどういう存在であったかはこちら↓をご覧下さい

「マックの謎」↓
http://blog.goo.ne.jp/heromorris/e/5bcccfd50be240efe03ccbb35c88f331/?ymd=200411&st=0

「マックの最後」↓
http://blog.goo.ne.jp/heromorris/e/ecc424c918326a6588da123ab7e286b9/?ymd=200710&st=0


犬と猫をよく見掛けるため、dogcat(ドギャット)-streetと呼んでいる、武蔵野市の八丁通り辺りから五日市街道付近まで南北に貫く何の変哲もない路地です。

マックの住居だった家の前を通り過ぎる時は、ヤツはもういないんだよなぁ…っとチクッと針で胸を突かれたような哀しい気分になります。
その時もそんな気持ちになりながら、買い物に向かっていたのでした。
と、マックの家だった所を少し過ぎたdogcat-street上で、偶然マックの飼い主さんであったご夫妻に出逢ってしまいました。

家の敷地内で放し飼いであったマックと私が戯(たわむ)れる事を快く許して下さっていた心の広いご夫妻です。

こんにちはっと私が挨拶をすると、あら元気? なんて事を言って下さり、軽く世間話し(時節柄インフルエンザの話しなど…)をしたりしました。

この土地に住んで10年になるものの、生まれ育った場所ではないため、あまり知り合いのいない状態の私には珍しくまた貴重な武蔵野市の知り合いです。

人間は「他者に存在を確認される事によって自分の存在を認識する動物」なのですが、まさに武蔵野市では、透明人間のように存在感のない私が、普通の人間に戻った瞬間でもありました。

優しい友犬であった故マックが、たぶんご夫妻に引き会わせてくれたのでしょう。
惚(とぼ)けたヤツでしたが、私が元気がない時などは、ぺろっと手の平を舐めてくれたりしたものです。

2年前の今頃、マックは老衰でほぼ寝たきりの状態になっていたでしょうか。
元気だった友達が病床に伏(ふ)せっている姿は見るに耐えなく非常に辛いものがあったのを覚えています。
そのあと彼は2007年の7月の21日に亡くなりました。
梅雨が明ける直前でした。
あの状態で夏を越すとなるとマックにはかなりの負担だったのが予想されたため、一寸(ちょっと)でも苦しみが無く逝(い)ってくれたのは、せめてもの救いだったでしょうか…。


生活面で色々と面倒臭い事があり基本的に疲れていて、元気が無い時に、マック同様優しい態度で私に接してくれるご夫妻は、さすがにマックの飼い主さんだったと思わせられました。

ご夫妻と軽い立ち話しのあと、こういうのは良いなぁっと柔らかな気持ちになって再び買い出しに向かった私でした。


写真はdogcat-street近くの、蔦(つた)が見事に絡(から)まり葉を茂らせている建物。

ルンギーとネルシャツ

2009-05-26 21:30:36 | エッセイ、コラム
アメリカ製で非常に丈夫、そして15年くらい着込み、かなり柔らかな肌触りになったネルシャツと、インド旅行の際に現地で求めた「ルンギー」という布を腰巻きとして今夜は部屋着・パジャマとして利用しています。
両方とも素肌に心地好いものです。

ルンギーという布は多目的に利用出来ます。
腰巻きとしての利用がポピュラーですが、膝掛けとして、敷物として、ブランケットとして色々と使えるものです。
日本のインド雑貨店で買うと高く感じますけどね。


梅雨入りが近く湿度がやや高めの初夏の夜にはこういう格好がすこぶる快適。

男飯!!

2009-05-26 20:38:07 | エッセイ、コラム
カレー・ライスにキャベツ・納豆・キムチを付け合わせに加えた、「パワー・フード」です。
典型的な「男飯」です。

カレー・ライスだけだと栄養がご飯の“糖質”だけに偏(かたよ)るので、納豆で“タンパク質”を補助。
微量栄養素の“ビタミン”はキャベツとキムチから。
同じ微量栄養素の“ミネラル”が足りない気がしますが、まぁそこら辺は牛乳と味噌汁でカバー。

キャベツの整腸作用物質、納豆の納豆菌、キムチの乳酸菌で、消化器を健全な状態に持っていこうとも思っています。
あとはカレーとキムチのスパイス・パワーです。

結構旨し。

old-fashioned me!

2009-05-26 19:14:00 | エッセイ、コラム
昨夜からの体調の悪さが好転せず、夕方かかりつけの内科クリニックに行ってきました。

『ひょっとしたら…?』という不安を胸に抱え受診をしたのですが、信頼出来、私に対するデータを沢山蓄積している優秀な医師は非常に冷静で、「単なる風邪」との診断を下しました。

以前よく効いた各種薬(総合感冒薬・抗生物質・解熱剤)に胃薬を加えた物を処方され事無きを得ました。

現在、巷(ちまた)で大流行(おおはやり)の余計な「流行」には乗らなくても結構。
この件に関しては「流行遅れのダサいヤツ」で充分です。
まぁ、乗りたいなどと思っている人はまずいないでしょうけど…。

雑感午前3時 ~気温・体調・ウイルス~

2009-05-26 03:20:32 | エッセイ、コラム
気温23度、湿度68パーセントという部屋のコンディション。
ウイルスの活動は鈍る空気の状態ではあるが若干寝苦しい。

帰宅時に暑かったので、サッシを開けたままで夜早い時間にうたた寝をしてしまい、起きたら喉と頭が痛かった。
常備薬の総合風邪薬、解熱・鎮痛剤、整腸剤を服用する。
その日付が変わる頃飲んだ、解熱・鎮痛剤が効いたのか、喉痛と頭痛は現在小康状態。

が、うたた寝の影響からか今度は眠気が来ない。
総合の風邪薬には眠気を誘うものも含まれている筈だが、それは今夜は効かないらしい。
エアコンを点けると快適にはなるが、それではせっかく治まっている風邪の症状がぶり返すので、エアコンは今夜は止めた方が無難か。
そうこうしているうちに03:00amを回る。

友人には風邪もインフルエンザにも掛からない信じられない程、身体能力に優れた強者もいるが、私は気管支を中心とした内科系疾患に対して非常に脆弱な体質をしている。
なので大袈裟、過剰反応、マスコミに踊らされている、と幾ら他人から思われようが、新型インフルエンザ・ウイルスの脅威からは自分で積極的に守りの姿勢に入らなきゃならない。

長年の付き合いだけに、自分の身体の事は熟知しているし、自分の事は自分で守るしかないのだ。
一人暮らしで季節性インフルエンザに罹患した時の厄介さは重々承知もしているので。

ドラマ『つばさ』

2009-05-25 21:22:58 | エッセイ、コラム
NHKの朝の連続テレビ小説『つばさ』がとても面白いです。

シリアスとコメディの緩急の付け方、登場人物の心象風景を実際に描いてしまう演劇的な演出、視聴者を楽しませるには定石を無視し何でもやってしまう所は、さすがに優秀なスタッフを多数揃えるNHKが作るものだと言った感じでしょうか。
ぶっ飛んでます。

基本は主人公の「女の子」の“成長物語”でありながら、主人公に影響を与える「大人の男」の“喪失と再生”をも同時に描いている所も非常に興味深い点。
サブ・キャラクターにもかなり豪華で個性的なメンツを集め、ドラマに彩りを添えています。

こんなクソみたいな時代だから、1日15分だけ、何でもありのドラマ『つばさ』の世界観に浸り、厳しい現実からほんの一瞬ちょっとだけ離れ、ゲラゲラっと笑ってみるのも一興かと…。

カレー・納豆・パスタ

2009-05-24 21:35:56 | エッセイ、コラム
今日の夕飯、「カレー・納豆・パスタ」と「レタス・サラダ」です。
茹でたパスタにレトルトパックのカレーを掛けただけ。
普段はそれだけで食べるのですが今日はちょっと贅沢して納豆を加えてみました。
それだけでは胸焼けが予想されたため、冷蔵庫にあった買い置きのレタスを手で千切り、更に「付い合わせ」としてサラダまで作ってしまいました。
サラダのドレッシングはオリーブ油ちょっとに醤油もちょっと、粗挽きの黒胡椒、納豆に付いていたタレと辛子を流用しレタスに掛けただけです。

栄養バランスを考え、如何に手間と金を掛けず、美味しい食事を摂るか、に主眼を置くと独身男の食事はこんなものになります。

-The Vagina Monologues-

2009-05-24 20:07:52 | エッセイ、コラム
『ヴァギナ・モノローグス』、という何やら興味深い舞台が2009年、8月17~23日まで、東京は六本木の俳優座劇場にて興行されるようです。
学校のフライヤー置き場に置いてありました。

元々はアメリカ人劇作家のイヴ・エンスラーが書いたモノローグ芝居との事。
名前から連想されるような刺激的で卑猥な作品ではなく、「性」に関する幾つかの事柄を、手話と朗読で面白くまた切なく描く舞台のようです。

チケットは6月1日・10:00am、より発売開始で、全席指定。
前売り券が4500円で、当日券が5000円だそうです。

チケットの取り扱いは

サインアートプロジェクト.アジアン↓
http://www.beyond-net.jp/vagina/webmail/sapazn/index.htm


カンフェティ↓
http://cnfti.com


まで。


お問い合わせは

サインアートプロジェクト.アジアン↓
http://www.sapazn.net


まで。

♪雨の街が私は嫌い

2009-05-24 13:47:09 | エッセイ、コラム
雨だ。
雨です。
雨が降っている。
天気は雨etc.

今日の天気をどう言い換(か)えてみた所で、当然の事ながら雨が晴れに変わる訳でもない。
現在の東京の事態を考えてみた場合、この天候と湿度は「恵みの雨」だろう。
人は外出を控えるし、virusは活動を低下させるから。

しばらくは部屋にこもる事に決めた私も、雨が降れば、

『チクショー、天気がいいぜ! 海をみに行きたいぜ!!』

などと不埒(ふらち)な事を考えないから都合がよい。
ウダウダしながら部屋の中で出来る事で気を紛らわせようとするから好都合なのだ。
繕(つくろ)いものをして、積んでる本を読んで、余裕があれば昨夜の授業の復習をして…。


タイトルに引用したのは私が大好きなアーティスト・安藤裕子の『さみしがり屋の言葉達』という曲の1フレーズ。
非常に良い曲。
この曲がリリースされた当時の私の評価は以下を参照して頂けると有り難い↓。
『根無し草のつれづれ』
http://blog.goo.ne.jp/heromorris/e/6f0ffeb7928f299741eb472873032503/?ymd=200510&page=0



さて遅めの「branch」でも摂(と)って、またしばらく寝る事にしようか…。