根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

アニメ『僕等がいた』

2012-03-31 09:40:17 | エッセイ、コラム
何やら巷で

『僕等がいた』

なる映画が話題との事で手始めにアニメ版の

『僕等がいた』

を全話一気に視聴してみました。

少し前には東京MXテレビでもリピート放送がなされていて、ちら見した時には何か独特の雰囲気と主人公・高橋七美を演じるささきのぞみさんの抑揚をつけない声の付け方が初々しく、気になっていた作品でもありました。

ストーリーは高校に入学した高橋七美というごく普通の女の子が、同級生の矢野元春という一見軽薄でチャラくでものすごく人気がある男の子との恋愛を描いたものになります。 矢野元春が普通の恋愛感覚を持っていたなら単なる平凡なラブストーリーになるのでしょうけど、彼には中学生時代に哀しい恋愛経験があり女性に対してのある種の諦念が存在していて、その「矢野」の欠損した部分を普通の感覚の「高橋」がどう埋めていくのかがこの作品の面白さとなっているようです。

また、舞台を原作者の小畑友紀さんが未だ在住している旭川という趣のある地方都市においている点もまたこの作品を読者にとって身近にし魅力的にしているように思えました。
例えば、登場人物の移動手段の主体はバスであったりします。

まだ未完の作品で、アニメが放映されていたのが2006年という結構前なので、登場人物たちがまだ高校生の時点でアニメ作品は終了しますけど…(映画ではその先も描かれているようです)。

私自身は原作に触れていないですが、少女漫画に特徴的なノリもアニメではかなり薄めてあります。

劇中やエンディング曲で多用される

加藤いづみ

さんの楽曲もまた好し。

ご視聴あれ!