根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

SWANSEA~LeicesterCityFCから少し離れて~

2016-04-26 05:47:51 | エッセイ、コラム
岡崎慎司選手が属し、イングランドプレミアリーグで優勝するか!? って所で注目されている LeicesterCityFC が先週末 SWANSEA(SwanseaCityFC) というチームと対戦していた。
LEICESTER という地名も綴りに忠実ではない一癖ある地名だとは思うが、これは一旦横に置いておく。

プレミアリーグなどのヨーロッパリーグの試合はおろか、Jリーグの試合でさえ満足にテレビ観戦出来る環境がないので、SNSの現地のアカウントの実況で試合の行方を追っていてLEICESTERの対戦相手のSWANSEAはてっきり スワンシー と発音するものだと勘違いしていた(笑)。
単語の印象から、白鳥(が浮かんでいる?)の海を想像し、なかなかロマンチックな地名だなぁー、しかし白鳥って普通は淡水か汽水の川や湖にいるものではないのか? 変だな? って所から、少し疑問が生まれていた所、日本語の記事を読んでいたら、SWANSEAは スウォンジー っと発音するというではないか!

変だな? と思い更に調べるとSWANSEAという地名は英古語では sveienn+ey から派生した単語で sweynesse というものに由来し、更に12世紀にはsweynesse→sueineseaと変遷し14世紀にはswanesseyと表記されていた歴史があるらしい。
ウィキディクショナリー情報ではあるけど(苦笑)。

しかも、こうして調べていく過程で分かったのだが、イングランドプレミアリーグなのにホームタウンはウェールズという異例さ。
今期は降格しているようだが、CARDIFF(こちらも日本人のプロサッカー選手には縁が深いチーム)もウェールズがホームタウンなのに特例でイングランドリーグに所属してるらしい。

なんでも、ウェールズのトップリーグのウェールズプレミアリーグは実質社会人チームが混雑し、実力的にイングランドリーグに比べるとかなり劣るリーグらしく、チームの実力がプレミアリーグレベルであるがゆえ、スウォンジーもカーディフもイングランドリーグに所属してるという事らしい。


英語という言語は、綴りと発音が一致せず、動詞の活用共々、変則的な言葉ではあるが、そこにケルト語若しくはラテン語、北欧圏の言葉が濃厚に絡んでいるとなると、綴りと発音が一致しないのは当たり前。
日本でいうとアイヌ語や沖縄のウチナンチューの言葉由来の地名に強引に漢字を当てはめている 当て字 という事になるのだろう。
これも一説に過ぎず、SWANSEAの地名の由来には諸説あるとの事。

飽くまでも、ウィキディクショナリー情報ではあるが、sveinn という単語を更に紐解くと、ベネルクスや北欧圏の言葉に行き着いたりもする。

しかし、単純に綴りと発音が違うっていうだけの理由で少し調べてみたら、こんなに色んな事が噴出してくるとは!! UK侮り難し。



※この記事は、一応の完成形ではありますが、気が向いたら、リンクを貼って、もうちょっと、理解しやすいものにするかもしれません。

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