根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

回るネコ

2007-11-27 19:37:03 | エッセイ、コラム
マイスペースに投稿されていた動画をみて爆笑してしまった。

場所はリビング。
天井には扇風機が取り付けられていてクルクルと回っている。
扇風機からはヒモ状のものがぶら下がっていて、扇風機と一緒に回っている。
ソファーのテーブルの上にはネコがいて、動くものに興味を示すネコの習性から扇風機からぶら下がっているヒモについ手を出してしまう。
とたんに回るヒモに引っ張られ、ニャァァァァーと絶叫を上げながら扇風機の回転に合わせグルグルと回り出すネコ。
7回くらい回った所で吹っ飛ばされるネコ。

ネコには気の毒だが大爆笑してしまった。
壁に激突していた音がして動画が終わっていたが、体が柔軟に出来ているネコなら大丈夫だろう。

2、3歳くらいの知能があるだけにネコは何をしでかすか分からない!


適度な距離

2007-11-23 03:55:54 | エッセイ、コラム
最近、ある事情から私としては邦画をよく観ている。
地元の吉祥寺には大作系の映画はよくかかるのだが、基本的に私はミニシャアター系が好みなので吉祥寺の映画館はそこら辺が不得意な為、必然的に渋谷・新宿の単館系の映画館、もしくは立川のシネコンあたりに出掛けている。
九州の実家が県庁所在地の郊外のベッドタウンに位置していた為、繁華街に出るには交通手段を使って行った方がなんだかしっくりくる。
繁華街に出るまでの労力が、街に来たぁー、という感じになるのだろう。

街に出るまでの労力も含め、繁華街に来た、映画を観に来た、という実感・満足感が何だか良い。

映画を観た後にカフェでお茶したり、食事をとったり、あるいは帰りの電車で余韻に浸ったりという事もさっき観た映画を頭の中で整理するのには重要な時間だ。

やはり住む場所と遊ぶ街は少し距離がある方が切り替えが上手くいき無難なような気がする。
日常と非日常の切り替え、という意味で。
それはオンとオフの切り替えという意味で仕事場と住居の距離感にも言える事なのかもしれない。


冬到来!

2007-11-19 01:00:37 | エッセイ、コラム
東京に木枯らし1号が吹きましたね。
いよいよ冬本番です。
12月までガマンしようと思っていた暖房も堪らずつけてしまいました。

これからクリスマスに正月と独り者にはなかなか辛いイベントが続きます。
雑誌・テレビには目を背けひたすらファッキン・イベントの嵐が過ぎるのを耐えるしかありません。


写真は、夜中に唐突に食べたくなった一風堂の豚骨ラーメンを食しに行った時に遭遇した吉祥寺駅前のクリスマス・イルミネーション。
こういうのは素直にキレイだと感じるですけどねぇ…(苦笑)。

生きる

2007-11-11 02:55:00 | エッセイ、コラム
同郷の友人で、昔、東京の同じ町で1年間私と共に過ごし(住居は共に別で私と彼が同じ町で重なって過ごしていたのが1年という意味)、その後暫くして彼は田舎に戻ったのだが、その友人が、十何年振りに新婚旅行がてら上京したので、彼の希望もあり、仲間達と共に悶々とした青春時代を過ごした思い出の町を彼の嫁さん共々訪ねてみた。

せっかくだったら、よく通っていたキッチン(洋風の定食屋)で食事しよう、という事になりその行きつけのお店を訪ねてみる。
しかしカウンターの中にいる筈のマスターの姿がみえない…。
代わりに食事を作り出した奥さんに事情を訊くと、マスターは先月の末に亡くなったそうで、夫を亡くした悲しみに何時までも耽っていても仕方がないから、店を開けて、仕事をして、生き残った者で頑張っていくんだ、とマスターの奥さんが語っていた。

出来上がった食事を私達がとる間、彼女は小さな店を立ち上げる時の苦労話しを聴かせてくれた。
ホントに何もない所から夫婦2人で生活を始めて、地域に根差したお店に成長させるまでの話しを奥さんが語る。
お店を起動に乗せるまでは様々な苦労があったようでその話しは私が初めて聴くものばかりだった。

そして夫の闘病生活の話しも…。
10ヶ月くらいの夫の闘病、看病、そして最愛の人の死、そういった事にさすがに疲れた表情をみせて彼女だったが、奥さんの言動には愛する夫が残したお店を何が何でも守って続けていくんだ、という決意が満ちていて、何か心を動かされるものがあった。
生きて行くってこんなことなんだな、という事を身を持ってみせて貰った気がした。

しかし、最近自分にゆかりのあるものが幾つも消滅したり、亡くなったりしている。
人生の中でもそういう時期なのだろう。


合掌…。


他人の生活に土足で踏み込んでくる人

2007-11-05 00:27:39 | エッセイ、コラム
休日の昼間気持ちよ~く寝ていると、固定電話の呼び出し音が鳴る。
信頼出来る人間には携帯のメルアドと番号を教えているので、固定電話に掛かっくる電話はロクな内容でない営業電話などが多く、基本的には出ない事にしているのだが、久しく付き合いがない友人からの電話からかもしれないと思い珍しく固定電話に出てみる。

電話に出るなり、こちらの都合も聞かず相手がいきなり話し始める

「私○○不動産のものですが、今回吉祥寺に新しいマンションが分譲されることになりまして…」

まったく自分の生活すらしっかりしていない私にマンション購入の勧誘とは、ケンカを売っているとしか思えない。
寝起きで機嫌が悪かった事も手伝い、相手が全部言い終わらない内に「結構です!」とガチャ切りしてやった。
他人が寛いでいる静かな休日に土足で踏み込んで勝手な持論を展開するような会社は潰れてしまえ! と思った。
元々、マンションを購入したいと思う人は自分で既に動いているだろうし、こんな電話営業で、マンション購入に走る人は一体どれくらいいるのだろうか…。
電話の向こうの見知らぬ人に不快感を与えるだけで逆効果だと思うのだが…。