根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

風の散歩道

2009-05-12 20:07:15 | エッセイ、コラム
三鷹駅からジブリ美術館へと続く「風の散歩道」です。
玉川上水沿いの道でもあります。
上水側の側道にはBOLLARD(ボラード)と呼ばれる円柱、対面の歩道にはクラシック・スタイルの街灯が設置されていて、夜には光が灯り、昼間とはまた違った、しっとりとした雰囲気を醸し出してくれます。
本日の東京は湿度が高く、陽が暮れ軽く立ち込めた薄霧で道の先は少し煙っていました。

ivy

2009-05-12 06:48:54 | エッセイ、コラム
夏至まで40日。
晴れれば植物の成長に必要な強い陽光が眩しく降り注いでいる初夏の日々です。
梅雨入りはまだ少し先の筈ですが、雨の量もまた植物の生育には充分。

そんな訳で蔦(つた)を絡ませてある建物が青々とした緑を繁らせていました。

無機質な特にデザイン的に凝った訳でもない鉄筋コンクリートの集合住宅も、こういうちょっとした工夫で、かなり印象が違ってきます。
またこういった事に気を遣う家主さんであれば、気持ち良い住環境が保証され住んでみたい、と思わせてくれる物件でもあります。

やっぱり人間には「緑」が必要なのだと非常に強く感じさせてくれる建物でした。

刃物にもなる「ことのは」

2009-05-12 01:50:44 | エッセイ、コラム
「言葉」は使い方によっては、刃先を鋭く研がれた日本刀よりも、重いパンチよりも、効果的に他人を傷付ける事があります。
本人にその気はなく、喩えそれが無意識の反映であったとしても。
表情や態度も同じく。
安易に深い考えもなく、「言葉」を振り回す事はとても危険です。

伝達技術の発達により、簡単に自分発信が気軽に出来る時代だからこそ、そこには細心の注意を払わなくてはならないのかもしれません。

自分が発する「言葉」の先には不特定多数の相手がちゃんと存在し、真摯に読んでいる読者も存在する事は決して忘れないよう。

それが出来ないなら、時間が経って自分が必要な時に読み直す創作ノートに留めておくべきです。

あなたは知らないうちに見知らぬ他人の怨みを買っているかもしれませんよ。

読んでくれてありがとう、自分の気持ちを聴いてくれてありがとう、という感謝の気持ちを絶対忘れてはいけません。
自分への自戒も込めて記しておきます。


有須悟史