根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

映画『自虐の詩』

2007-10-30 00:19:35 | エッセイ、コラム
レイトショウで、監督:堤幸彦、主演:中谷美紀の映画『自虐の詩』を観て来ました。

男女の仲というのは、当事者同士にしか分からない事が多く、幸せの形も人の数だけ種類があるものだな、というのが感想です。

映画自体では泣く事はありませんでしたが、エンディングの安藤裕子の主題歌「海原の月」でぐっと込み上げてくるものがありました。


マルチーズと私

2007-10-27 15:51:35 | エッセイ、コラム
昨夜、駅からの帰り道、私の前を歩いて行く、散歩中のマルチーズに出逢う。

私が口を鳴らした事でマルチーズが気付き、私が手にしていたコンビニ弁当のレジ袋のガサガサという音でマルチーズは私に興味を持ち始めた。
私がマルチーズに近付くにつれて、マルチーズは私と遊びたそうな仕草をみせていたが、飼い主さんが若い女性だった為に、男性である私を警戒し、足早に私から離れて行った。
暗闇の男性(私)を若い女性(マルチーズの飼い主さん)が警戒するのは仕方がない事だなぁ、とマルチーズと遊ぶのは諦める。

しかし、マルチーズは私に心残りがあったらしく、私の方をしきりに気にしていて、最後には飼い主さんに引きずられるように引っ張られて、私の前から去って行った。
私とマルチーズは分かり合っているのに、飼い主さんによって引き裂かれる両者。
飼い主さんによって強引に連れて行かれるマルチーズの仕草が妙におかしかった。


小さな秋

2007-10-26 18:03:51 | エッセイ、コラム
晩夏から9月にかけて花を咲かせた庭のアサガオが黄葉(こうよう)していました。
つい最近まで、まだ花を付けていたんですが、この所の冷え込みにやられたようです。
葉の色が変わるのは紅葉(もみじ)だけじゃないんだなぁっと当たり前の事に感動…。

映画『天然コケッコー』 in キネカ大森

2007-10-24 22:20:12 | エッセイ、コラム
本日、大森のキネカ大森という映画館にて映画『天然コケッコー』の12回目を視聴して参りました。

スーパーの5階、3つのホールが集まったこじんまりとした不思議な雰囲気の映画館でした。
『天然コケッコー』がかかっていたのは、その中でも真ん中の大きさ、客席僅か69席の今までの中で一番小さなホールでした。

映画自体は相変わらず素晴らしい出来でした。


映画『クワイエットルームにようこそ』

2007-10-22 21:26:55 | エッセイ、コラム
原作・脚本・監督:松尾スズキ、主演:内田有紀の映画『クワイエットルームにようこそ』を観てきました。

精神科の女性閉鎖病棟を舞台にした、ゲラゲラ笑える作品ではありましたが、後半に向かうに従い切ないシーンもあるような傑作でした。
切ないシーンでは少し泣きました。

映画からは少し離れますが、正義がまかり通らない、弱者が馬車馬のように働かされる、人が安易に信じられない現代社会では、心を正常で保っていられることの方が難しく、むしろこんな世界で心を正常に保つことの出来る人の方が異常ではないんだろうか、なんてことをこの映画を観ながら考えておりました。


閑話休題、相性はあるとは思いますが『クワイエットルームにようこそ』、オススメの映画です。


2007-10-21 07:54:52 | エッセイ、コラム
寒い朝を迎えた。
たぶん、この秋一番の冷え込みだろう。

凛とした空気に包まれた東京。
東から差してくる陽光が何ともありがたい。

熱い珈琲で体を温める。
身体を動かして、血を巡らせる。

空は蒼く果てしなく高い。
寒さに震える朝だが、悪くない朝だ。


映画『サウスバウンド』

2007-10-17 12:18:10 | エッセイ、コラム
原作・奥田英朗、監督・森田芳光、主演・豊川悦司、天海祐希、の映画『サウスバウンド』を先日観てきました。
非常によく出来た社会派コメディでゲラゲラ笑うこと、笑うこと!
トヨエツの弾けた演技も最高でした。


まったく全ては「ナンセンスッ!」な訳ですわ(笑)。