梅雨の真っ只中、一昨日は梅雨太郎を紹介したが岩国市六呂師大藤にも同じような伝承のある梅雨左衛門がある。江戸期の地誌に「田畴ニ大岩高サ四間程也。岩中ニ一双小蛇有。形鳥蛇ノ如ク、頭白色帯。毎年入梅ノ日ヨリ、彼蛇岩ノ穴ヨリ頭ヲ出シ・・・」とある。梅雨時分には地域の人達が注連縄を張るようであるが、以前訪れた時には大岩周囲の草が刈ってあるだけで古い注連縄が垂れ下がっていた。
江戸期の地誌によると岩国市周東町祖生、岩国市美和町岸根にも梅雨左衛門の伝承があるようであるが探訪してみたいものである。
梅雨の合間の昨日、速谷神社において夏越大祓式が催行され、昨年よりも大勢の参詣者のようであった。神職と参詣者一同が大祓詞を唱和し、人形神事、茅の輪神事が行われて参詣者一同過ぎ去った半年間の心身の穢れを祓い清め、来る半年間の健康と繁栄をお祈りした。
