『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

極楽寺山域ところどころ

2020年01月23日 | 登山

 

 


極楽寺への上平良参道の脇と先日通った中電の高圧鉄塔管理道脇に切り石を使用した石積みがみられ、このような場所に何のために築造されているのかと不思議に思った。これらの石積みは大正期ころ砂防のための石積みであることがわかった。
明治期、極楽寺山域の平良地区の山はほとんど薪炭山と柴山であり、禿山に近い状態であったものとみられる。大正期の地誌に「現在禿山トナリ居レル所ヘ砂防工事ヲ施シ適当ノ樹種ヲ選ヒ植樹スルヤウ奨励スルコト」とあり、これらの石積みは砂防工事で設けられたものとみられるのである。

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