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「彼女が水着にきがえたら」 DVD 原田知世、織田裕二

2015-03-31 | 映画


1989年作品。

OLの田中真理子(原田知世)は、同僚に相模湾クルーザーパーティに誘われ、ダイビング中に仲間とはぐれそこで輸送機DC-3の残骸を発見する。遭難しかけたところをヨット船ツバメ号に救われ、そこで吉岡文男(織田裕二)に巡り会う。クルーザーパーティーに戻った田中真理子であったが、そのパーティーの放漫さに困っていた時に吉岡文男たち、ツバメ号のクルーが現れ、彼女達を掠っていく。行き着いたたまり場で、彼らがDC-3が積んでいた50億円のルビーやダイヤモンドの財宝を追い求めていたことを知る。



「私をスキーに連れてって」に続くホイチョイ3部作の2作目。スキー場から海に舞台を移し、ヒロインは1作目と同じく原田知世、そして相手役は織田裕二に変わっています。
これもバブルの明るい、華やかな時代のお話し。50億円の財宝というターゲットもありますが、この夢を楽しく追っていく男女。「50億円の財宝を見つけたら、これでクルーザーを買って次は100億円の財宝を探しに行く」という台詞があります。これは、土地がどんどん値上がりしている折、借金してでも土地を買ってそれを担保にさらに土地を買うという バブリーな時代の、泡がどんどん大きくなる発想です。でも、この時代は良かったなぁ って思います。

登場するクルマ。
・サーブ900ターボ:お金持ちぼんぼん山口(伊武雅刀)の愛車。慶応出身の30歳になってもおぼっちゃまのままの兄ちゃんが、ベンツやBMWを外して選択するというクルマです。



・セリカ コンバーティブル:吉岡(織田裕二)が運転します。彼の住まいの状況からすると、このクルマは友達から借りたという設定でしょう。シブイ選択です。



・ハイラックス・サーフ:高橋裕子(田中美佐子)ヘリコプター・パイロットの愛車。メカが判る、できる女が操るクルマというイメージピッタリ。日本のSUVのはしりです。



前作の「スキー」から本作「水中」へ。水上バイクやら色々な機器を使って画にしようとしていますが、スキーのように美しくなりませんね。人の顔も装備でほとんど隠れるから、難易度が高すぎたのではと思います。この結果、前作の数分の一の盛り上がりとなってしまいました。



記憶にとどめたいのは、田中美佐子さん。彼女が「スキー」の高橋ひとみのポジション。海の話なので、きっちりと水着姿を披露してくれます。





原田知世、田中美佐子、織田裕二の若い頃、バブルの日本人が元気だった頃の記念すべき映画です。

彼女が水着にきがえたら [DVD]
クリエーター情報なし
フジテレビジョン
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