2012年 米国作品。
21世紀末の世界大戦で大量の化学兵器が使用され、人類が居住できる地域が限定されていた。富裕層が澄む表側、そして貧困の労働者が住む地球の裏側に別れていた。労働者は巨大なエレベータによって表側に通勤していた。ダグラス(コリン・ファレル)は妻ローリー(ケイト・ベッキンセール)と二人暮らしの労働者。ある日、好みの記憶を売っているリコール社に行き諜報員の記憶を買う。この記憶の書き込みによって、本当のダグラスの記憶が蘇る。そこに警察が押しかけるが、ダグラスは彼らを殺し逃走を始める。
1990年のアーノルド・シュワルツネッガー、シャロン・ストーン出演映画のリメイク。こちらは火星が舞台でしたが、本作は世界大戦で荒廃した地球。
主演のコリン・ファレルとアーノルド・シュワルツネッガーを比較すると、演技の上手さは別として存在感では差が付いてしまいました。
偽の妻で主人公を追いかけまわす悪役のケイト・ベッキンセールとシャロン・ストーンはこれは甲乙付け難いです。当時のシャロン・ストーンの透き通った美しさ、氷のような冷たさ と ケイト・ベッキンセールの汗を感じる人間味と数多くのアクション。どちらも素晴らしいです。
映画としては考え抜かれたストーリーとこれを盛り立てるCG。これは満足。少し残念なのは悪党が弱い。ラスト近くで「なぜ本体が格闘に出てくるの?」という疑問を持たせてはいけません。ここが惜しかったです。
うまく作られた娯楽作品です。1990年のアーノルド・シュワルツネッガー版と合わせて観ることをお薦めします。
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