「ねこタクシー」 DVD カンニング竹山、鶴田真由、山下リオ

2010年のTVドラマ 全12話のDVD化。



間瀬垣勤（カンニング竹山）は中学校の英語教師であったが生徒とのコミュニケーションができず現在はタクシーの運転手をやっている。しかしやる気が無く、営業成績は常に最下位を争う位置にあった。
勤がいつも弁当を食べて仮眠を取う公園の土管の中に住む、太った三毛猫 「御子神さん」に出会う。勤は御子神さんに癒される気がして、その公園に寄ってエサを与えるようになる。ある日、御子神さんがタクシーに飛び乗り、御子神さんを乗せての営業を始めることになる。
ある日、御子神さんをマンションに連れて帰ったところ、最近はほとんど会話を交わすことの無かった娘 瑠璃（山下リオ）が協力してくれる。そして、妻 真亜子（鶴田真由）とも話ができるようになっていく。こうして、御子神さんのおかげで間瀬垣家は家族としての連帯感が芽生え、明るく楽しい家庭になっていく。
また、御子神さんが乗ったタクシーの常連客が増え、勤の営業成績も上位になっていく。

まず、大きな太った三毛猫 御子神さん！ おとなしく、人見知りせず、常に幸せな表情をしています。 アメリカの犬映画のような 演技はしませんが、この表情だけで視聴者を癒してくれます。 DVDパッケージに書かれていたのですが、この御子神さんは 三毛猫であるにもかかわらず 男。数十万分の一の確率でしか生まれない希少な 男 だったんです。




低コスト制作のドラマなので、俳優も少ない。この中では、最近気になっている 山下リオさんが良いですね。受験を控えた中学3年生の役ですが、前半の父親に あっち行け という意味で「しっしぃ！」と言っている表情が、後半では父親を信頼して甘えるような目つきになる変化が 結構上手いな と感じました。



一匹のネコによって、やる気の無かった男が仕事をがんばるようになり、その家族が幸せになる。さらにタクシーに乗ったお客さんも幸せになっていく。
ネコを乗せたタクシーがあったら、私も常連客になってしまうでしょうね。
はい、良いDVDでした。



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