2010年作品。
ノエル・カレフ原作のサスペンス小説 → 1957年のルイ・マル監督の仏映画 のリメイクです。
手都グループの会長夫人 芽衣子(吉瀬美智子)は手都グループ傘下の財団法人に勤める医師 時任隆彦(阿部寛)を愛人としていた。芽依子は夫を殺害する計画を立案して、隆彦に実行させる。首尾良く殺害実行した隆彦だが、乗り込んだエレベーターが停止して閉じ込められてしまう。その間に隆彦のクルマが盗難され・・・。
モーリス・ロネ、ジャンヌ・モローの出演、ルイ・マル監督、これに加えてサスペンスをさらに盛り上げるマイルス・デイヴィスの音楽というモノクロ映画の傑作。これを現代の日本を舞台にしてリメイクに挑んだ企画の勇気は認めます。ラストの写真館のシーンはルイ・マルへのオマージュそのものです。
しかし、歴史に残る名作と比較するまでもなく、テンションの低い映画になってしまっています。
まず、舞台を現代の日本にするための無理な筋立てが気になりすぎます。「それはないだろう!」と心の中で声が何度も聞こえます。
次に吉瀬美智子さんの演技。これは寒すぎる。無惨な感じがするくらいです。登場シーンは少なかったですが、りょう さんと配役を交代した方が良い などと 画面見ていて思いました。
原作小説と半世紀以上前の仏映画の素晴らしさを思い出させてくれた映画です。
はい、これはお薦めできません。
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