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「マリリン 7日間の恋」 ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー

2012-03-25 | 映画

7

2011年 英国作品。
封切り日の初回を観てきました。

「王子と踊子」の撮影のためにロンドンに赴いたハリウッドの人気ナンバーワン女優 マリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)。しかし、慣れないイギリスで役作りが上手くできず、監督・主演のローレンスや他の俳優達と対立してしまう。その中で、映画界に入ったばかりで第3監督という雑用係を担当しているコリン(ケネス・ブラナー)だけが見方になり、二人は親密になっていく。

先週観た英国映画「マーガレット・サッチャー」が大はずれ。2週続けての英国映画となった「マリリン」ですが、これは大当たりでした。
演技を学んだことが無くとも、天性の才能による演技でスクリーンに観客を引きつけることができるマリリン・モンロー。マリリンはセクシーなシンボルとして取り上げられることが多いですが、天才女優でした。凡人がいくら鍛練を積んでも、マリリンのような演技はできなかった。しかし、天才が故に、心が入らなかったら演技ができない、セルフが覚えられない、その結果スタッフや他の俳優に嫌われる、この悩みを回避するために大量の薬を飲む。しかし、映画が完成した暁には、関係者はスクリーンに映ったマリリンの姿に圧倒される。
凡人には理解されない天才の悩みが伝わってきます。

72

貴族の家の出のコリンは映画制作の仕事がやりたくて、押しかけの形でプロダクションに入り、マリリンの映画の第3監督という名前の雑用係を担当することになる。コリンは知らずのうちにマリリンに恋をしてしまう。映画の制作期間だけ、コリンは人気女優としてではなく一人の女性としてマリリンと付き合う。そしてマリリンがイギリスから去って、コリンはひとつ大人になった。こちらは はかない叶わない美しき心のラブストーリー。二十歳代前半の男が憧れと恋愛感情の間で揺れ動く様が、元気を与えてくれました。

マリリンという天才女優を、駆け出しの映画スタッフの目で描いた秀作です。ミシェル・ウィリアムズは本物のマリリン・モンローに見違えるばかりの、入魂の演技。ここは満点です。お薦めです。


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