子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

カイコさんもいた

2014年10月21日 | 小学校入学前
伯父さんと伯母さんところではカイコさんも飼っていました。二人は仲がよく働き者でした。二人はカイコのことをカイコさんと言っていました。

カイコは牛小屋の上で飼っていました。桑の葉を敷いてあってその上にカイコはいました。食べている様、動いている様にびっくりしたものです。

それが繭になるのはわたしにはよく理解できませんでした。

もちろんそれから糸が取れるのもわかりませんでした。

わたしたちが疎開をした昭和20年ごろにはカイコよりもカライモ(甘藷)が喜ばれるようになっていたのでしょう。食糧難でしたからね。桑畑が少なくなり、多くはイモ畑になっていました。

わたしが桑の実を食べた桑畑もありましたが、もう養蚕はしていなかったようです。
伯母さんたちの集落では、戦後もカイコさんを飼う農家はなかったようです。