子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

伯母さんはヒラクチを捕まえた

2014年10月12日 | 小学生時代
ヒラクチ(マムシ)でまた思い出したことがあります。

疎開していた昭和20年の秋のことです。
わたしとおとっあんは畑仕事をしていました。伯母さん(おっかさんの姉さん)が鎌持って畑回りをしていました。
鎌は草鎌でした。(ブログ「初めての麦刈りで」で使っていた鎌と同じです)この種の鎌が軽くて持ち運びによく、草やちょっとした木も切れます。ですから、畑回りには普通この鎌を持って行きます。

伯母さんは田んぼの畔でヒラクチを見つけました。すぐに近くで竹を切り、先を割り、その竹でヒラクチの首に押し付け、捕まえました。少し離れた位置から見ていましたが、慣れたもので手際がよかったです。

ヒラクチは焼酎漬けにするか日に干して乾燥させるかします。このときはまだ焼酎が手に入りにくいときでしたから、天日干しにされました。
あとの始末までは聞いていません。

いなかの子どもたちはヒラクチに慣れているので、不用意に手を出すことはないと思います。