子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

授業料免除

2014年06月06日 | 中、高時代
高1の2学期から授業料の免除になりました。申請したわけでもありませんが、学校から免除にしてくれました。相変わらず、おっかさんの細々したヤミ屋で食べていたのでそれはうれしいことでした。

でも、わたしにはコンプレックスを感じることでもありました。
授業料は袋に入れて、教員室の横の事務室の箱の中に入れるようになっていました。決まった日にそこに入れるのですが、わたしはそこの近くまで行き、いかにも袋を入れたようにしていました。
授業料免除をクラスメートに知られたくないからです。
同じ組の友人の姉さんが会計の事務員だったので、そちらから知られないかとも心配しました。

貧乏で授業料免除は引け目を感じ、コンプレックスの原因の一つでした。

授業料免除のことは友人の姉さんからも漏れることなく(守秘義務か口が堅かったか)ほかの友人も知っていたかどうかわかりませんが、だれ一人それを言う者はありませんでした。

現在生活保護家庭の子どもたちは給食費や学校への納入などどうなっているのでしょうか。クラスで先生が集めるのなら○○君は納めなくてもいい、とクラスメートにわかれば生活保護家庭と知れてしまい、コンプレックスを感じるのではないかと、わたしの経験から心配してしまいます。

子どもはのびのびと育ってほしいです。