ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

2024年3月度 勉強会

2024-03-11 21:10:37 | 救急法勉強会
今月の勉強会は・・・

「おっぱいチャレンジ」???

別にふざけているわけではないですよ、真剣です。
ふざけているように聞こえても・・・

「女性にAEDを装着するのがためらわれる」
そんな問題があります(おそらく日本くらいでしょうが)。

配慮してくださいね、とは言われていますが、そんな気持ちの余裕なんで無いでしょう。


で、一部で

服を脱がさなくてもパッド貼れます

なんていう人たちがいるのですよね。
出来るのなら、いいのです。
でも、それを「ルール」にして欲しくないのです。

ルールにしたら、出来ない人は助けなくなっちゃうでしょ。

ただ、念のため自分たちも検証しよう!ということで

リトルアンに



これにTシャツ着せて、セーター着せて・・・パッドを貼ってみよう!
(心肺蘇生は継続して)



結果

・パッドと肌の間にブラが挟まってしまいました
・一回肌にくっついて、貼り直しました ← NG

やってやれないこともなさそうだが、100発100中は、果たしてどうだろう?
との感想でした。

AEDのパッド(本物)は、かなりの粘着力ですので、一度くっつくと剥がすのが大変です。
また剥がしたものは、基本的に使えません。
粘着力が落ちたものは、肌への密着度が低下し電気抵抗になり得るからです
(まぁ、本当にどれくらい影響するか?なんて分からないでしょうけど)。

あと、ペースメーカーのような出っ張りは手を入れたら分かるかもしれませんが、
貼り薬は分かるのか?


(ニトロダームは、パッドに触れていると弾けてアルミ片が飛ぶと言われている・・・
 けど、ホントかどうかは定かではない?)

そもそも、見えないペースメーカーや薬のことを気にかけるか?という懸念が・・・

となると、ここまでは肌を露出させて



あとは右肩のストラップを切って、左の脇の生地を切って・・・というやり方、
もしくは、切った後全部取って、パッド貼ってタオルを掛ける、というのがいいのでは?

ということになりそうです。

テキストも、情報発信者も「現実的な」やり方を前面に出して欲しいものです。


ところで、本日は3月11日
あれから・・・

この勉強会、大元の始まりは、あの震災よりもずっと前からです。
たくさん人が来てくれていた時期もありましたが、今ではすっかり、です。

時間軸で見れば、数十年に一度に起こる地震の、その後のわずかな時間のために
応急手当を学ぶのも意味があるのか?ということになってしまいますが、
みなさん、それでも備えてくださいね、大事な人を救うために。



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