Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

それぞれの幸せ

2008-02-22 | こころ


きのう、で~~~っかいまんまるのお月様が空に浮かんでいました。
写真はぼけてしまいましたが、とってもきれいでした。

先日友達からいただいた、満月の日に作られて録音された曲たちを聴きました。

どこか懐かしい~、そして聴いているととってもココロが落ち着く、
そんな優しい曲たちでした。

ドラマのBGMに流れたら、ステキだろなぁと思いました。

本当にありがとうございました。



下の記事に少し書かせていただきましたが、
叔母が先日突然の脳出血で病院に運ばれました。
バス停で一人でバスを待っていて、突然倒れ、
同じくバスを待っていた見知らぬ人が救急車を呼んでくれたのだそうです。

手術の翌日は、前日よりはずいぶんと顔色もよく
本当にほっとしました。

記事に書いてしまったため、皆さんにご心配いただき、
本当に申し訳なく、また、ありがたく思いました。
本当に感謝いたします。。


昏睡状態というのは、意識がなく寝ているような状態なのかと思っていたのですが、
こちらが話しかけると手を動かしたり、目を動かしたりします。
こちらの話しかけに、なにやら口を動かして話そうという意志を感じます。

母が「痛かったね~、つらかったね~」と声をかけると
叔母の目から涙が流れました。

看護師さんが言われるには、こちらの声はちゃんと聞こえているということ。
また、手を握ると、握り返してくれるようになること、などを教えていただきました。

人間の生命力ってほんとにすごいものなのだ!と改めて思いました。



叔母は、わたしの母親の妹です。看護師をしています。

叔母ももしかしたら、以前から病気の兆候があったのかもしれませんが、
医者の不養生とよくいいますが、看護師であるため自分の血圧などもあまり気にせず
人の看護ばかりして、自分のことには無頓着だったのかもしれません。。

まさか自分がこんな風に看護されるようになるとは夢にも思っていなかっただろうと思います。

子どもには恵まれず、叔父は以前はサラリーマンをしていましたが、
あるとき急に事業を始め、その会社もバブル崩壊とともに倒産。
叔母も広いお家から、アパート住まいになりました。

でも最近は、やっと落ち着いて夫婦二人で平穏に暮らしていたのです。

それなのに今回の生死ををさまよう緊急事態。。
わたしの母やもう一人の叔母は、
「叔母の人生は、いいことがなくてかわいそう過ぎる」といって泣きました。



確かに、欲しかった子どもには恵まれず、
事業にも失敗し、あまりいいことがなかった人生と思えるかもしれません。
今回の病気も、あまりに突然のことで、本人もまさか自分が!と驚いて悲しんでいるかもしれません。

でも・・・・・
子どもがいることは幸せであるけれど、いないことが不幸せではありません。
大きなお家に住んでいて裕福に暮らしていたことは幸せであるけれど
つつましく質素に生活することが不幸せではありません。

幸せは人それぞれなのだと思います。
叔母をかわいそうだといって泣いたら、叔母がかわいそうだと思いました。



叔母の人生は、叔母にしかわかりません。
叔母が幸せだと感じていたら、それはやっぱり幸せな人生なのだと思います。

子どもがいなくても、夫婦二人で幸せだったかもしれません。
最終的には事業に失敗してしまったけれど
よいときには、ほんとに幸せに暮らしていたのだから、
いいことがなかったわけではないのだと思います。
今の狭いお家だって、幸せに感じていたかもしれません。

健康で、元気で働いていたことは幸せなことだけれど
今回のことは、叔母になら乗り越えられるから起こったことなのだと思います。

神様は、その人に乗り越えられないことは絶対に与えないといいます。

叔母は絶対にこのピンチを乗り越えることができる!わたしはそう思います。
働きすぎたから、ちょっと休みなさいね~と、神様は言ってるのかもしれません。



どれくらいの後遺症が残るかわかりません。
リハビリはきっとわたしの想像を超える大変さだと思います。
でも叔母はきっと乗り越えて、それをばねにさらに幸せをつかむことができるのだと思います。


幸せは、人それぞれです。
自分の尺度で決め付けてはいけないのではないでしょうか。

その人が、自分が幸せだと思えるような人生を、
それぞれの人生をすごすことができたら、それが一番の幸せなのだと思います。

そしてそれは、今からだって絶対にできるのだと思います!