Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

はい!喜んで!!

2008-02-20 | こころ
ドラマ「貧乏男 ボンビーメン」、見てますか?

イケメン俳優の小栗旬さんが、これまでのイメージとはかなり違った役どころに
挑戦しているように思います。

髪の毛はぼさぼさで、いつもジャージを着てて、
ジェスチャーも大きくて。
でも、この前のドラマに出ていた静かな影のある役より、わたしはずっと好きです。

彼の演じる青年は、お金もないのに人に頼まれると断りきれなくって、
つい消費者金融のATMでお金を借り、
それを人のために使い、借金を重ねてしまいます。
それがどんどん膨れてしまい、
その借金の返済のためにあれこれと翻弄するお話です。



彼は、大学入学時にもサークル勧誘を断れず、
勧誘されるまま21のサークルに入ってしまいますが、
仲間とのつながりを何より大事にするので、
つながりをほんとにうれしく思い、人のために尽くそうとします。

就職の面接のときも、大学時代に得たものを聞かれて、
「人とのつながり」だと答えます。

人のために、自分が莫大借金をしてしまうのはどうかなぁと思うけれど
でも、これほどまでにうれしそうに人のためになれるって
すごいことだなぁと思いました。

彼は母親から、
「人に頼まれたら、空を見上げて、『はい!喜んで!』といいなさいね。」
といわれて育ったということで、
友達から頼まれたらどんなことも断らないんですよね。
その人のためだったら、喜んで、自分ができることをしてあげるんですよね!

できないことはできない、って断ることも大切なこともありますが、
自分がつらくならないなら、
喜んで人のために尽くすことが自分の喜びと感じることができるなら
それも真かなぁと思います。

断らないことが相手もためにならなかったり、
自分のためにならないのなら、それはやっぱり断ることも選択ですよね。



私の母も、人から頼まれたら嫌とはいえない性格で、
いわゆる世話好きなタイプです。
だから、年がら年中忙しく動き回っています。

母は、「人のためにしてあげんさい。そうすれば全部自分に返ってくるから。」と言います。

最近、この意味がやっとわかってきました。

人にしてあげたら、その分自分に利益があるから、
という見返りを求めているのでは決してありません。
母は、家族のため、人のために一生懸命動きまわっていますが、
その分自分に何かを求めてはいないようです。

それでも、母が困ったときは、本当にいろんな人が助けてくれる、
どんなときにも駆けつけてくれるというのは、
やっぱり母の人徳だなぁと思います。

周りの人が私にもほんとに優しくしてくれるのは、
きっと母がみんなによくしているからだろうと思います。

人というのは、自分がもらった恩は、絶対に忘れませんよね。。



人に何かしてあげることで、自分に返ってくるもの。
それこそ、つながり(人脈)であったり、笑顔であったり、
満足感や達成感であったり、喜びであったり、
ほんわかココロがあったかくなるような優しい気持ちであったり、
自分は必要とされている・頼りにされているんだという自信であったり。
そういう目に見えないものがいっぱい返ってくるということだと思います。

すべては自分に返ってくる。
自分が人に対してよくないことをすれば、今度は自分にそれが起こってくるし、
よいことをすればまたそれは自分に返ってくるのです。

相手をいやだなぁと思っていると、相手も自分をいやだなぁと思っている、
反対に、たとえいやだなぁと思う相手でも、
その人のよいところを一生懸命見るようにしてあげれば
相手も自分のよいところを見てくれるようになるのだと思います。

順繰り順繰りめぐってくるんですよね。

わたしは、いやなことであれば、ん~~~と躊躇し考え込んでしまって、
頼まれればすべて、「はい!喜んで!!」と引き受けることはできないけれど、
自分ががんばれば何とかできそうなことは断らずに、やってみたいなぁと思います。

やってみることで、結果的には自分にとってよい結果を生む、
ということってきっとありますよね!