Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

だいすき!!

2008-02-06 | こころ
なかなかリアルタイムに見ることはできないのですが、
『だいすき!!』というドラマ、好きです。

主人公は、軽度の知的障害のある23歳の若いおかあさん。
どんなトラブルにもへこたれず、
誰にも負けない「だいすき!」という感情でまっすぐに子供を愛して、
そして、家族や周りの人にサポートされてながら
精一杯がんばってる、子育て奮闘記です。



このドラマを見ながら、私は毎回涙が出てしまいます。。
一生懸命な姿に、どうしてもうるうる・・ときてしまいます。。。

前回のお話は、保育園のお母さんたちの中でどうしてもういてしまう主人公が
唯一、話をしてくれた人とお友達になるという話です。。

最初は、知的障害があるということを知らずに友達になったのですが
周りのお母さんの反応で、主人公が知的障害とわかり、
ほかの人から仲間はずれにされるのがいやで、主人公と距離を置くようになり、
冷たい態度をとるようになります。。

でも、主人公は、その人を信じて疑わず、友達ができたことをほんとにうれしく思って接しています。。

主人公が、友達と思ってるその人に冷たくされて、
渡そうと思っていたお饅頭を受け取ってもらえなくて、
子どもと二人で公園でそのお饅頭を食べてる様子を見て、涙が出てしまいました。。。

最後には、主人公の一生懸命な気持ちにうたれて、その人は本当のお友達になって
ほかの人たちから主人公を守ってくれるようになります。。



でも、このドラマを見ながら、私がもしその人だったら、
はたして友達になれただろうか、と思ってしまいました。
その人と友達であることで、周りの人から知らん振りされたり、奇異の目で見られたり。。
わたしは、最初のこの友達と同じように、距離を置こうとしたり、
冷たくしたりするのではないだろうかと思いました。。
そういう自分はいやだなぁとも思いました。。

障害があるなしとは関係なく、こういうことってあるように思います。
学校のクラスでも職場でも、社会のいろんなところで・・

自分がその人を無視したり、冷たくしなくっても
ただ黙って見ているだけでもそれは、いじめているのとおんなじなんですよね。

最初はほんの些細なことから、大きないじめにつながる、ということがあります。
一人ひとりが、ほんの少しの勇気があれば、防げることもあると思うのです。。
難しいけれど。。
哀しい思いをする人が一人でもなくなるように。。
その子の笑顔が見れるように。。
自分ができることは、きっとあると思うのです。

人が言うから、その人はそういう人だ、と決め付けるのではなく、
自分が思うその人、自分が感じたその人、を大事にしていきたいと思うのです。。

ちゃんと自分の思いを発言できるようになりたいなぁと思いました。



香里奈さん、とってもかわいいです。
とっても難しい役だと思うので、一生懸命さが前面に出すぎてるかな、
っていうところもなくはないけれど、
それでも、これまでのきれいなお姉さん系の役ではなく、
体当たりの役どころで好感が持てます。

おかあさんの岸本加世子さんは、時には厳しく、でもとっても優しく見守っているし、
弟役の平岡祐太さんは、ほんとにお姉さん思いで優しい。。

ドラマだからできすぎよね~~、だなんて言わずに、
よかったら見てほしいなぁ~って思います。
とっても感動的なお話で、素敵ですよ。

TVのまったくない生活は、ドラマ好きの私にはまだちょっと無理かも。。