黍生山の村夫子 (きびゅうやまのソンプウシ)

黍生山の村夫子が「蜂を追っかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

お休みのお知らせ

2018年04月17日 04時18分28秒 | 日記
先週から久々に仕事が入りましたので暫くお休みさせて頂きます
5月末まで掛かりそうですがその間に次が入って来るような…
6月中旬からはヘボ追いの季節になりますのでせめて7月は空いて欲しいのですが…

「奥の細道」の書き出しは「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり。」ですが、
お休み前の漢詩はこれに引用された李白の「春夜宴桃李園序」の前半です

春夜桃李園に宴するの序    李白

夫天地者萬物之逆旅    夫れ天地は萬物の逆旅(げきりょ)にして  
光陰者百代之過客     光陰は百代の過客なり
而浮生若夢        而して浮生は夢の若し
爲歡幾何         歡を爲すこと幾何(いくばく)ぞ
古人秉燭夜遊       古人燭を秉りて夜遊ぶ
良有以也         良(まこと)に以(ゆえ)有る也
況陽春召我以煙景     況んや陽春の我を召すに煙景を以てし
大塊假我以文章      大塊の我に假すに文章を以てするをや
會桃李之芳園       桃李の芳園(ほうえん)に會(かい)し
序天倫之樂事       天倫(てんりん)の樂事(がくじ)を序す
~以下略~

そもそも天地はあらゆるものを迎え入れる旅籠(はたご)のようなもの
時は永遠の旅人である
しかし人生は はかなく夢のように去っていく
楽しいことは長く続かない
昔の人はロウソクを手に夜中まで遊んだが
それにはこうした理由があるからだ
ましてこのうららかな春の日に霞煙る景色が私を呼んでいるのだ
さらに神は私に文章を書く才能を授けてくれた
桃や李(すもも)の実ったいい香りのする庭に集まり
皆そろって楽しい宴を開くにあたって申し上げる


逆旅 げきりょ。旅人を泊める旅館
過客 旅人
浮生 はかない人生
大塊 造物主
天倫 自然な人々の順序。兄弟など