黍生山の村夫子 (きびゅうやまのソンプウシ)

黍生山の村夫子が「蜂を追っかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

峰前・付録も有るでよう

2017年01月03日 04時18分28秒 | 日記
昨日、一昨日と蜂前をやりましたが読みは「ハチサキ」ですが音読みすると「ホウゼン」
そこで白楽天の七言律詩を思い出しました
今年の漢詩は「王十八の山に歸るを送り、仙遊寺に寄題す」でスタートです

  曾於太白峰前住  曾(かっ)て太白峰前(タイハクホウゼン)に於いて住み
  數到仙遊寺裏來  數(シバ)しば仙遊寺(センユウジ)の裏に到りて來(キタ)る
  黑水澄時潭底出  黑水(コクスイ)澄める時 潭底(タンテイ)出(イ)で
  白雲破處洞門開  白雲(ハクウン)破るる處(トコロ) 洞門(ドウモン)開く
  林間暖酒燒紅葉  林間(リンカン)に酒を暖め紅葉(モミジ)を燒き
  石上題詩掃綠苔  石上(セキジョウ)に詩を題して綠苔(リョクタイ)を掃(ハラ)う
  惆悵舊遊無複到  惆悵(チュウチョウ)す舊遊(キュウユウ)複(マ)た到ること無きを
  菊花時節羨君廻  菊花(キッカ)の時節(ジセツ) 君が廻(カエ)るを羨(ウラヤ)む

かって太白峰の麓に住み、
しばしば仙遊寺の裏まで行ったものだ。
黒水川が澄んで来ると川底まで見え、
白雲のきれた辺りには仙遊寺の山門があった。
林の中で紅葉を焼いて酒を暖め、
石の上に苔を掃って詩をしるした。
残念なのはあの旧遊の地に復た戻れないことだ。
菊花のこの時節に山に帰る君が羨ましい。

 俳句には漢詩を踏まえた句が多いそうです
 次の句もまたこの詩を踏まえています

 石上に詩を題して過ぐる枯野哉     蕪村

<付録>


12月29日刈谷のハイウェイオアシスに買い物に行きました
朝の8時半帰省の人達でフードコーナーも混雑しています


こんな朝早くから観覧車が廻っていましたが載っていたのはクマのプーさん


午後足助の八幡さんに今年最後のお参りしました


カミがこんなパンを買って来ました
確かにミルキークリームで美味しかったけどこのタイミングで売り出しなのか